突如真っ赤に染まったJR駅の発車標、表示バグを疑うも… 驚きの正体が「職人芸すぎる」と話題

JR熱海駅ホームの発車標が真っ赤に染まり、「何かのバグでは?」と驚きの声が続出。JR東日本は「ドット職人」社員の手打ちによるアイコンと説明する。

2026/02/04 15:00

電車を利用する際、必ず確認するのが駅ホームに設置された発車標。電車の到着時間や遅延状況、終点などの情報が表示される。

しかし現在JRユーザーの間では、とある駅の表示内容に「バグかと思った」と、驚きの声が相次いでいるのをご存知だろうか。


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■「駅がバグった」の声、その理由は…

とあるXユーザーが「これは一瞬世界がバグったかと思った熱海駅の発車標。バグじゃなくてカニだった」という文面のポストを投稿した。

「バグではなくてカニ」というフレーズに思わず首を傾げてしまうが…ポストに添えられた写真を見て、思わず納得。

熱海駅の発車標
画像提供:JR東日本横浜支社

なんと、発車標の上段には真っ赤な文字で「カニサシカニミソカニナベ」「カニメシヤキカニユデカニ」と、カニ料理の名前がズラリと並び、下段には「カニカニカニカニィィ!」と叫びながら、『ジョジョの奇妙な冒険』を連想させるラッシュ(突き)を繰り出すカニのイラストが描かれていたのだった。

こちらの光景は他のXユーザーも目撃・投稿しており、「カニへの愛が強すぎて大好き」「ドット絵職人の執念を感じる」「カニカニやかましくて大好き」「熱海駅の職員が、カニに乗っ取られたのか!?」など、称賛と驚きの入り混じった声が多数寄せられていた。

そこで今回は話題の発車標の詳細をめぐり、東日本旅客鉄道(JR東日本)に詳しい話を聞いてみることに。

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■熱海駅、それにしてもノリノリである

「カニまみれ」な表示内容について、JR東日本横浜支社の広報は「2025年9月12日〜2026年5月6日まで展開している『行きたい 食べたい 日本海!』キャンペーンの宣伝となります」と、回答する。

熱海駅の発車標
画像提供:JR東日本横浜支社

続けて、「太平洋に面する熱海で獲れる海の幸とは異なる日本海側の海の幸を、JR 東日本の上越・北陸新幹線に乗って現地を訪れ、味わってほしいという思いから、この時期に新潟・北陸エリアにて旬を迎えるカニのアイコンを前面に出したインパクトのある表示としました」と、説明してくれた。

なお、今回の「カニカニカニカニィィ!」アイコンは12月1日から表示しており、現時点では2月末までの表示を予定しているとのこと。

「旬なPR をしたいので、別のアイコンに変更する可能性もあります」とのコメントも得られており、「決して妥協はしない」という矜持が感じられた瞬間である。

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■根底には「地域を盛り上げたい」という思いが

熱海駅ユーザーの間では有名な話だが、じつは同駅における発車標の活用は、以前から話題となっていた。

その経緯について、広報担当者は「熱海へお越しになるお客さまに楽しんで頂き、地域を盛り上げたいという思いから、熱海駅ではLED発車標にメッセージやアイコンを描くアレンジを始めました」と、回答する。

そのアレンジ内容については、「当社が打ち出しているキャンペーンから熱海駅独自のイベント商品まで幅広く扱っており、その時々でお客さまに広くお知らせしたいテーマを採用しています。また、商品の告知に留まらず、お客さまへの注意喚起も行っています。例えば、昨年の夏には『熱中症注意! こめまに水分補給を!』などのメッセージを表示していました」と、説明している。

熱海駅の発車標
画像提供:JR東日本横浜支社

そして気になるアイコンの作成は、熱海駅に勤務する社員が担当していると判明。

広報担当者は「PC ソフトを使用し、16×16の限られたマス内で、ドット1つ1つに色を打つという工程となります。担当社員は色選びにこだわっており、512色の中から選びます。現在アイコンを作成している社員は、2020年から携わっています」と、語っていた。

そして過去には、「ドット絵職人」社員の魂と執念を感じる超大作が大きな反響を呼んでいたのだ。

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■ドット絵職人、そこまでやるのか…!