通算219勝レジェンド投手、初先発で大乱闘事件が発生 タイマン要求した人物がいて…
中日&広島の試合で起きた大乱闘。飛び蹴りや殴打が炸裂し、「人間の顔って、あんなにコツコツ音がするんだと」とレジェンド投手が振り返る。
■初先発・初勝利試合で乱闘
中日一筋32年、50歳まで現役を続け、通算219勝を記録した山本氏。プロ初先発・初勝利をマークしたのは、1988年の広島東洋カープ戦だが、その試合で大乱闘が起きた。
乱闘のきっかけは、中日打線への死球。広島・長冨浩志氏が仁村徹氏にぶつけ、両軍がベンチから飛び出した。
■顔面殴り「あんなにコツコツ音がするんだ」
乱闘に参加した山本氏は「1番激しいところに入っちゃって」と信じられない光景を目の当たりにする。広島・長嶋清幸氏が飛び蹴りをしていて、「僕の顔の上を、キックの格好で飛んでいった」という。
さらに長嶋氏は、羽交い締めにされていた中日・岩本好広氏の胸ぐらをつかみ殴り始める。山本氏は 「人間の顔って、あんなにコツコツ音がするんだと」と殴打する鈍い音が聞こえるほど、凄まじい熱量だった。
■星野さんのとんでもない要求
当時の中日監督は闘将・星野仙一さん。なんとお互いのチームの選手でタイマンさせようとして、球審に「ここで1対1でさせろ」と要求した。
岩本氏は「おお!」とやる気満々だったが、球審は「監督! 何を言っとるんだ!」と一喝して止めたという。山本氏は「ファンの方もたくさんいらっしゃるのに、ここでタイマン張れなんて。今だったら大問題ですよ」と苦笑した。
当時のファンにとっては懐かしく、今のファンにとっては信じられないようなエピソード。激動のプロ野球界を生き抜いたレジェンドだからこそ語れる貴重な秘話だった。





