除雪車を絶対追い越してはいけない、その理由にゾッとした NEXCO東日本も「非常に危険」と警鐘
作業中の除雪車への追い越しは、非常に危険なので絶対に避けるべき。NEXCO東日本は「複数の危険要因が重なる」と、注意を喚起する。
■除雪車の「セーフティライン」って何だ?
さて、ポスト本文にもあった除雪車両が表示するという「セーフティライン」が気になった読者も多いのでは無いだろうか。
こちらは、株式会社ネクスコ・エンジニアリング東北と、積水樹脂株式会社による共同技術開発製品。除雪車および湿塩散布車の車両後方、路面上に緑色のラインを標示する仕組みになっている。

その役割について、NEXCO東日本の担当者は「ドライバーは、遠方から雪氷作業車へ接近する際、この『ライン』を目印に『接近から一定車間の確保、そして追従走行』をすることにより、雪氷作業車への衝突を防止します。除雪車両とセーフティラインの距離は、約7m程度となっております」と、説明する。
つまり、除雪車が同テクノロジーを使用すると、後続車からは「道路上に引かれた緑色の横線」が見えるようになるのだ。この線は前を走行する除雪車から標示されているため、常に「除雪車の後方7m」が視認できるワケである。
導入経緯について、担当者は「高速道路での除雪作業中は、後続車両の無理な追越しによる接触事故等が課題となっておりました。特に、夜間や吹雪時は作業車の位置が見えにくく、接触事故等のリスクが高まります。この課題を解消するため、作業車の位置を路面に明確に示せる『セーフティライン』を導入しました」と、振り返る。
また、昨今の「少子高齢化」がここでも問題になっているようで、「除雪要員の確保が難しくなる中、限られた人員でも安全を確保できる省力的な対策が求められおり、今回導入することで、低コストで効果の高い安全装置として、持続的な道路管理に寄与すると考えました」とも語っていた。
高速道路に限らず、一般道でも除雪車の無茶な追い越しは避けるべき。各地で例年以上の雪が確認されている今だからこそ、改めて注意を喚起したい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




