大豪雪の青森、信号の視認が「運ゲーすぎる」とドライバー戦慄 「信号無視」該当するケースを県警に聞いた
大雪で覆われ、色の表示が目視できない青森の信号機が「勘で運転するしかない」と話題に。「信号無視」が成立するケースを、青森県警に聞いた。
北海道や東北、北陸の日本海側を中心に記録的な大雪が観測される昨今。ネット上には日々、思わず目を疑うような光景が投稿されている。
そんななか、青森県弘前市で「目視できない信号」が発見され、話題を呼んでいるのだ。
■信号の確認が運ゲーすぎる…
ことの発端は14日、津軽弁缶バッジの田村商店Xアカウントが投稿した1件のポスト。一面が雪で覆われ、真っ白になった道路の写真が添えられている。
地面が覆われておるのはもちろん、なんと信号機の正面も雪ですっぽり隠れてしまっているではないか。そのため信号の色が全く視認できず、ポスト本文には「たぶん赤」と綴られていたのだった。
たぶん赤 pic.twitter.com/X3NJzNMcNE
— 津軽弁缶バッジの田村商店 (@iohfYMHjW2oQHxU) January 14, 2026
現地を走っている車両の数は想像がつかないが、通行量に関係なく信号の表示内容が「たぶん」という推測の域に入ってしまっている時点で、非常に危険であることは間違いない。
■「心の目で見る信号」と話題

こちらの恐ろしい光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「雪国、こんなことになってるの?」「拡大してみたら、確かに赤だった」「勘で運転する雪国エグいって」「心の目で見る信号なのか」「縦の信号じゃないから…」など、驚きの声が続出している。
また、雪国のユーザーからも「これ本当に、どうにかしてほしいです」「青森市にも、こうなった信号があります」など、不満や共感の声が寄せられていた。
ポスト投稿主・田村商店の担当者は、現地の様子について「歩行者用信号の色は、少しだけ見えたんです」と、振り返る。こちらの表示を確認し、そこから「正面の信号は赤」と予測したと言うのだ。
信号が雪で覆われてしまった現象については、「この場所では初めてみました」と驚きつつ、「他にも見えにくい信号はあるのでそのまま発進することも考えたのですが、前の車が恐らく信号に気付かず信号無視をしていたため、現地の様子について警察にお知らせしました」と、ドライバーとしての対応を語ってくれた。
果たして、信号が雪で覆われて視認できなくなった状況でも「信号無視」は成立するのだろうか。今回はこうした状況時に求められる対応をめぐり、青森県警察に詳しい話を聞いてみることに。
■「信号無視になる?」警察に事情を聞いた
まず前提として、こうした事象は「科学技術の進歩」が原因の一つとなっているようだ。
今回の事象について、青森県警の担当者は「LED式信号灯器は電球式に比べ発熱量が低いため、冬期間においては『灯火に雪が付着した場合に溶けにくい』という特徴があります」と、説明する。
その対策として、県警としては着雪しにくい「灯器表面に凹凸がないフラットなタイプ」「灯器に角度が付いているタイプ」を選択し、設置していることが判明。
灯火に着雪した場合には、警察職員や委託業者が長い柄のついたブラシを使用して除雪を行っていることが分かった。とは言え、県内全ての信号機を24時間付きっきりで監視するのは現実的ではないため、今回のような信号機も散見されるのだろう。

着雪で信号の灯火の色が全く確認できない場合について、青森県警の担当者は「無理に交差点を通過せず、警察への連絡をお願いします」と、呼びかける。
また、こうした状況下での発進が「信号無視」に該当するか否かにについては、「対面する灯火の色が全く確認できない状況であるならば『信号無視』は成立しません」と断言。
その上で「しかし、積雪による灯火への着雪は風向き等の影響により、『同じ交差点でも全ての灯火が同じように着雪して色を全く確認できない』ケースは稀であり、交差道路から車両が青色灯火で交差点に進入してくる危険性が高いです。また、歩行者用信号灯火を参考としても信号サイクルにより対面する灯火が青色であることが確実なものではないことから、そのような状況の場合は無理に交差点を通過しないようにお願いします」と、注意を喚起している。




