モービルなど相次ぐ雪山の遭難、GACKTも過去の経験から注意喚起 「死に直結する」

雪山にスノーモービルを乗りに行ったグループが一時行方不明になるなど、雪山での遭難事故が相次ぐなか、GACKTが過去の経験を明かして雪山への注意を呼びかけた。

2026/01/26 16:30

GACKT
Photo:Sirabee編集部

最近、雪山での遭難事故が相次いでいる。歌手・GACKTも今月11日に投稿した自身の公式Xで、過去の遭難事故の経験を明かし、安易な入山に対する注意を呼びかけた。

【今回の投稿】過去の遭難経験明かす


関連記事:雪道での“轍”走行は100%安全じゃない? 豪雪地帯の新潟民に聞くと「対向車があまりない道路では…」

■スノーモービルで入山

報道によると、25日午後9時半ごろ、青森県平川市で、スノーモービルで雪山に入った人の家族から「スノーモービルを乗りに行った人たちが帰ってこない」と警察に通報があった。

雪山には10人ほどのグループが入っていたとみられ、その後、グループの1人から家族に「牧場にみんないる」との連絡があった。警察や消防の捜索隊が26日あさに捜索したところ、全員の無事が確認されたという。

このほか、最近ではスキー場のコース外に出て、整備されていない場所でスキーをするバックカントリー中の遭難事故も外国人観光客を中心に相次ぎ、道に迷ったり、雪崩に巻き込まれたり、滑落したりする事故で命を落とす人も。警察やスキー場などが注意を呼びかける事態となっている。

関連記事:雪の日、車の「あの場所」を必ずみて 気づかず乗ると“命の危険性”も…NHK防災が警鐘

■GACKT「舐めてると死ぬ」過去体験

GACKTは自身の公式Xで「20年ほど前の話だが、ボクも舐めていて死にかけたことがある。だから今でも、【舐めてると死ぬぞ?】と必要以上に言う」と過去の経験について言及した。

当時、山を所有していたというGACKTは、冬の3ヶ月間を山のホテルで過ごし、日中はトレーニングやスノーボードをして、夜は部屋で作曲をしていた。しかし「ある夜、作曲に行き詰まり、気分転換にモービルで雪山を走りに出た」と振り返る。

その際、「ウェアの上からポケットを確認。携帯、タバコ、非常食」と所持品を確認して出発。「雪が降り続く夜のゲレンデは、言葉を失うほど美しい。照明に照らされる粉雪に見惚れ、少し知らない迂回コースへ入った」と、途中で道をそれた。

関連記事:大雪対策で、ワイパーを立てるのはNG? 「逆に危険」雪国出身者も注意呼びかけ

■確認不足も、準備不足も「死に直結する」

すると、「そこでホワイトアウト。次の瞬間、モービルごと崖から落ちた。途中で気を失い、目が覚めた時にはかなり下。モービルは更に20m下の深雪に刺さり、動かない」と、滑落してしまったという。

所持品を確認したところ、「携帯を探す。胸ポケットから出てきたのはタバコ。別のポケットもタバコ。結局、出てきたのは12箱のタバコだけ。正直、終わったと思った」と、携帯電話や非常食は見つからず。「ホテルのスタッフが助けに来てくれたのは朝5時。本当に、ギリギリだった」と回顧する。

「あの時に痛感した。確認不足も、準備不足も、『大丈夫だろう』という奢りも、全部、死に直結する」と強調。「自然は美しい。だが同時に、簡単に命を奪う。油断するな。舐めるな。ちゃんと準備しろ。みんなも、マジで気をつけてくれ」と呼びかけた。

関連記事:児嶋一哉、80代母親が凍った道で転倒 さらに「助けに行った僕も…」実体験明かし、注意呼びかけ

■小学生時代の遭難経験

雪山をめぐっては、Sirabee編集部のAさんも、小学生時代にスキー場で遭難しかけた経験があるという。

当時、一般的なスキー場を訪れたAさんは、家族でのスノーボード中にコースの横の林に入り、それが“沢筋”と呼ばれる小さな川だと気づかずに走行。3mほどの大きな縦穴に落ちてしまった。

1時間ほどで騒動になり、自分を探している声は聞こえていたものの、当時は携帯もなく、大声で叫び続けたというAさん。ところがAさんの母親によると、声は聞こえても雪で吸収されてしまい、位置が全く分からなかったとのこと。

そこでAさんは、ポケットにチョコバーを入れていたことを思い出して食べ、一旦お腹と心を落ち着かせたという。その後、決死の覚悟でボードを脱ぎ捨て、自力で手を置く穴を掘り、よじ登って脱出できたそうで「今思えば、運よくポケットにチョコバーを入れていたことが命綱になったと思います。改めて雪山の怖さを知った経験でした」と振り返っていた。

【山へ行くなら装備の再確認を…おすすめはコチラ】

関連記事:山里亮太、大雪で7時間トンネルに閉じ込められていた 「なにも用意していなくて…」

■「脅しじゃなくて事実」の声

こういった雪山の遭難事故について、SNSでも「『大丈夫だろう』が一番危ない。自然の前では常に謙虚でいないと、命が一瞬で終わる」「本当に、舐めたら終わり」「『舐めてると死ぬ』は脅しじゃなくて事実。自然相手は経験も慢心も一瞬でひっくり返される」といった声がみられた。

山岳遭難対策中央審議会によると、冬山では「吹雪から身を守る装備を持参」「雪崩を警戒する」「初心者だけの入山は控える」「トレーニングをする」「天候の情報を集める」といった注意点が。

また、応急処置の知識と用具、携帯の予備バッテリーや無線機など緊急時の連絡手段の準備、登山計画書の提出なども呼びかけている。安全にレジャーを楽しむために、十分に注意と準備をするべきだろう。


関連記事:スタッドレスタイヤの装着、誤ると命の危険 “失敗例”にタイヤ屋社長が回答「走れないことはないですが…」

■執筆者プロフィール

しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。

現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。

【Amazonセール情報】ココからチェック!

次ページ
【今回の投稿】過去の遭難経験明かす