「早朝の除雪車うるさいマジ迷惑」発言に雪国民がブチ切れ 除雪業者が「昼ではダメ」な理由明かす

「早朝の除雪車がうるさい。住民としてマジで迷惑」という発言がネット上で波紋。除雪業者が「昼間の除雪はトラブル多発が考えられる」と、その事情を明かす。

2026/01/22 04:45

除雪作業の様子
画像提供:雪国の外構屋Kさん

今週にかけ、今季最長の寒波が到来。これまでとは比較にならない寒さに、悲鳴をあげている人も多いだろう。

ネット上では、雪の被害を最小限にとどめる除雪車への心無い声が波紋を呼んでいる。


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■早朝の除雪に「マジ迷惑」

ことの発端は、とあるネットユーザーによるThreadsへの投稿。

その内容は「雪国住みなんですが、家の隣が病院の広ーい駐車場なんですが、朝5:30から除雪車が稼働してらっしゃる。せめて6:30とかにできないのかな…。だいぶ早い時間からタイヤの音などガガガ、ゴゴゴ、ピーピーと叩き起こされるんですよ。開始時間早すぎやしませんか? 毎年思う早すぎだよ」というもので、投稿者は病院側にクレームを入れているそう。

投稿本文は「除雪はありがたいことですが、住民としてはマジ迷惑。眠すぎます」と、感謝というより怒りの言葉で締められていた。

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■除雪業者が「ご理解願います」と事情を説明

すると、雪国の人々を中心とする多数のユーザーから、疑問の声が多数寄せられる事態に発展。その勢いは、Xにも飛び火している。

なかでも、Xユーザー・雪国の外構屋Kさんによる「除雪するのはあなたの家の隣の病院の駐車場だけではありません。 除雪オペレーターも人手不足なため、1人で何カ所も除雪しなければなりません。店や施設がオープンする前に終わらせる必要があります。 仮に5時間かかる除雪コースを朝の8時までに終わらせるとしたら、朝の3時から初めなければなりません。 除雪業者はあなたより短い睡眠時間で眠い思いをしながら作業をしています。ご理解とご協力をよろしくお願いします」という呼びかけが、非常に話題となっていた。

多くのユーザーから、除雪業者に対する感謝の声が改めて寄せられたが、一部ユーザーからは「騒音は迷惑」「せめて昼間に作業してほしい」「作業員の人数を増やせば解決するのでは」といった疑問の声が。

しかし、Kさんが「ところであなたはどこにお住まいですか?」と質問をすると途端に黙ってしまうことから、雪国エアプの人々による発言の可能性が高い。

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■除雪業者にクレームへの心情を聞いた

保育園の付近で「子どもたちの遊ぶ声がうるさい」、寺院の付近で「除夜の鐘がうるさい」といった声をあげるなど、クレーマーのレベルが異様な域に達している現代。

記者が過去に取材した事例では、「カエルの鳴き声がうるさい」と米農家に苦情を入れる人物の痕跡まで確認できた。果たして除雪に対するクレームを、除雪業者の人々はどのように感じているのだろうか。

雪国の外構屋Kさんは「今回『うるさい』と投稿していた人は、隣が病院のようでした。道路除雪だと自宅の周辺で音がするのは数分なのであまり気にならないという意見が多数なのですが、駐車場の除雪だと長時間音がするため、うるさいのは事実だと思います」と、認める。

その上で「ただ、実際は『雪が音を吸収するのでそんなに気にならない』『雪国感覚だと5時半は早くない』『むしろ自分もその時間に起きて自宅を除雪しないと家から出られない』といったコメントも多くありました。もちろん、元の投稿主さんの住宅環境が分からないので断定はできませんが」と、他の雪国民の意見を代弁。

そして「ただ、病院という公共上重要な施設の除雪作業に対して『マジ迷惑』というのは酷いなと思いました」と、心境を語ってくれた。

また、ポスト本文には書かれていなかったが、「昼間だと、道路を一般の車両が多く走っているため作業が捗らない、渋滞になる、接触事故が起こる可能性がある等、様々なトラブルが考えられます」と、早朝の除雪作業の重要性について補足している。

大雪の中で「除雪車の音が聞こえなくなる」ということが、どのような事態を招くのか改めて考えてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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