大阪の多目的施設、不法侵入者への警告「罰金1100万円」に注目集まる 被害状況を管理者に聞いた
大阪の施設内に掲出された不法侵入に対する「罰金1100万円」の最終警告が話題に。管理者は「2024年から不法侵入が見られた」と、事情を説明する。
■罰金1,100万円の警告、その理由は…
ことの発端は、Xユーザー・MPさんが投稿したポスト。
いつも来てる不法侵入の釣り人達、管理者の臨界点を超えたようです。#泉大津フェニックス pic.twitter.com/eAPQPtTQJJ
— MP (@MP78457742) January 6, 2026
「いつも来てる不法侵入の釣り人達、管理者の臨界点を超えたようです」と綴られたポストには「最終警告」と書かれた張り紙の写真が添えられており、「この管理フェンスの先は、弊社が管理する有料施設(多目的広場)です。無断で立ち入ることは禁止します」と、記されている。

そして「再三の注意、警告にもかかわらず、不法侵入が続いているため、以下の不法侵入者の特定を進めており、判明次第、過去に侵入した回数を含め、施設利用料金を請求する予定です」という警告が続いていた。
請求額の例は1回(1日)につき22万円で、50回侵入した場合を例に挙げ、「総額1,100万円」とも記されている。
そして、これらの文章の下には、釣り具を背負った男性複数名がフェンスを乗り越えている瞬間の写真が確認できたのだ。
■「釣り人の恥」と怒りの声相次ぐ

当該のポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「こういう人がいるから、釣り禁止の場所が増えるんだよね」「管理者がブチ切れたくなる気持ちも分かる」「釣り人の恥」「ルールが守れないやつは、釣りをするな」といった怒りの声が多数寄せられていた。
1回の侵入につき22万円という罰金の額に疑問を感じた人もいるかと思うが、同施設・泉⼤津フェニックスの公式サイトを確認したところ、多目的広場を学生や市民が最も広い範囲で利用する際、その利用料は1日あたり22万円(税込)となっている。
そのため、敷地内の利用(侵入)に対するという意味では、妥当な金額ではないだろうか。続いては、同施設を管理する堺泉北埠頭株式会社に詳しい話を聞いてみることに。
■釣り人以外の不法侵入も…

堺泉北埠頭の担当者によると、当該の張り紙は2024年ごろから見られた不法侵入に対し、(やや大げさに)警告することを目的に掲出したものであると判明。
写真には釣り人たちの姿が写っているが、これは「たまたま」だそうで、担当者は「釣り客が目立って多いというワケではなく、その他の方による不法侵入も見られます。中には、フェンスを越える人の姿を見て、軽いイタズラのような気持ちで入ってくる人もいるようです」と、振り返っていた。
泉⼤津フェニックスの多目的広場は本来、自動車試乗会やコンサート、改造車展示やロケなど、様々なイベントに使用される空間。そして言うまでもなく、これら利用者は正当な対価を支払って利用しているのだ。
同施設だけに限らず、「自分が良ければ全て良い」という考えの不法侵入が無くなることを願いたい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




