『ばけばけ』“余計”と言われた描写、見事な伏線回収に感嘆の声 「すっごく自然」「説得力ある」

NHK朝ドラ『ばけばけ』で、勘右衛門(小日向文世)がトキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の結婚を承諾。仕込まれていた伏線に「台本に本当に無駄がない」「お見事です」との声が。

2026/01/07 14:45

小日向文世
Photo:sirabee編集部

7日放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、数週間前から仕込まれていた伏線が回収され、驚きの声が相次いでいる。

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■勘右衛門の恋が成就

晴れてヘブン(トミー・バストウ)と結ばれたものの、家族にはそのことを報告できずにいたトキ(髙石あかり)。しかし苛立ちが限界のヘブンを見て意を決し、家族の元へ。

報告を聞いた父・司之介(岡部たかし)、母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)は冗談だと思って流そうとするが、トキの真剣な様子を見て事実と知り、驚く。

異人嫌いである勘右衛門から猛反対されると覚悟し勘右衛門に土下座で許しを請うトキだったが、トキの気持ちを確認した勘右衛門は承諾。「好いちょるなら仕方ないじゃろう。おじょのそげな気持ちを、もうわしは止めるつもりはない」というと「猪の目じゃ…わしらはイノシシ…猪突猛進じゃ」と外へ出て弟子の祖母・タツ(朝加真由美)にプロポーズ。これにタツは「待っちょりましたけん」と答え、勘右衛門の恋がみのった。

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■数週間前から仕込みが…

ヘブンを「ペリー」と呼び、敵対視していた勘右衛門がトキの気持ちを尊重し、結婚を承諾したことに視聴者は驚き。

「まさかおじじ様が一番最初に賛成してくれるとは。泣いた」「一番強硬に反対すると思われていたおじじ様が、一番人を愛する意味をわかってて許してくれるの、感動だわ」「おじじ様が静かに『好きなのか』と聞いたところで泣いた」などと涙する人が相次いだ。

そんななか、「おじじ様がどう納得してくれるのかと思ったら、そこ!? そこにつながっていくの!? すごい展開!!!」「おトキが結婚の報告をしたタイミングでおじじ様も恋をしていたから、許されたんだろうな。数週間前からこれを仕込んでいた脚本、お見事です」との声が…。

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■「まさかこんな伏線に」「説得力ある」

振り返ってみれば、タツが初登場し、勘右衛門が目を奪われたのは昨年の11月19日放送の第38回。(同月)27日の放送では八重垣神社の恋占いをする姿があり、その後もところどころでさりげない要素が織り込まれてきた。

視聴者からは「おいおい…脚本家と制作陣…頼むから、勘右衛門の恋愛話とか、余計な話を放り込まないでくれよ」「勘右衛門の恋愛話を出来の悪いコントにして尺稼ぎする姿勢には同意出来ません」との声も上がっていたが、きょうの展開に「おじじ様の『シニアの恋』要る? と思ってたけどおじじ様が恋心を知ることで、侍脳のおじじ様が、孫娘の異人との結婚を認めるという流れにつながるためだったんですね」と納得の声が。

「おじじ様の恋物語、まさかこんな伏線になるとはね。人の考え方の変化がすっごく自然に描かれてる。台本に本当に無駄がない」「一番暴れると思っていたが、『老いらくの恋』をしているオジジ様が一番の味方になってくれる。丁寧に描いてきたから説得力あるなあ」と思わず感嘆した人は多いようだ。

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■伏線がなかったら…

確かに、もしこれがトキとヘブンの結婚を認めたあとに「じつは恋してました~」のような展開だったら、筆者も興ざめしていたかもしれない。

ゴリゴリな恋愛描写ではなく勘右衛門の些細な変化を描き、「そういえばそうだった」くらいの要素で展開が頭にすっと入ってくる絶妙な脚本に思わず唸ってしまった。

勘右衛門の恋愛成就にほっこりしたり、物凄い勢いでヤキモチを焼くヘブンに笑ったり、ラストの司之介の失態にアワアワしたりと新年1週目から感情が忙しいが、じつは仕込まれているかもしれない伏線を見落とさないようにしていきたい。

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