高速道路を走る怪しい大型トレーラー、総重量にゾッとした NEXCO中日本は「極めて悪質な違反」とブチギレ

高速道路で、車両総重量の一般制限値を2倍以上超過した車両が発見された。NEXCO中日本は「極めて悪質な違反」と、怒りを滲ませる。

2026/01/03 14:30

年末年始の新幹線、そして高速道路は非常に混み合うもの。以前ネット上では、高速道路で発見された「危険すぎる車両」が話題となっていたのをご存知だろうか。


画像をもっと見る

■重量制限を倍以上オーバーした車、見つかる

2025年11月17日、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)名古屋支社は「道路法第47条第2項違反者(重量超過車両)の告発について」と題したニュースリリースを発表。

その詳細については、「2024年11月13日、E1 東名高速道路(東名) 音羽蒲郡インターチェンジ(IC)において、道路法第47条第2項に違反して大型トレーラを通行させた運転手を同法第104条第1号、当該違反走行の運行会社である株式会社吉村(山口県宇部市、 代表者・吉村仁徳)を同法第107条に該当するものとして、愛知県警察本部交通部高速道路交通警察隊に告発しました」と、説明している。

重量違反した大型トレーラ
画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

また、「今回の違反は、車両制限令で定められた車両総重量の一般的制限値25.00tを大きく超過する51.15tの大型トレーラを通行させたことから、極めて悪質な違反であると考えております」とも補足していた。

問題の車両は、制限値の2倍以上の重量で走行していたワケである。

関連記事:道路の通行止め、ラジオの代わりに「Wi-Fi起動して」看板が話題 国道事務所に事情を聞いた

■重量違反車両が及ぼす悪影響

重量違反した大型トレーラ
画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

重量違反車両の問題点について、NEXCO中日本は「速度低下、操作性低下に加え、重大事故を誘発する可能性があります。また、例えば軸重20t車1台の走行が橋梁の床版(自動車などの荷重を受ける橋の床部分の部材)に与える影響は、一般的制限値である軸重10t車約4,000台の走行に相当すると言われており、道路を著しく劣化させる要因となります」と、説明する。

重量違反した大型トレーラ
画像提供:NEXCO中日本 名古屋支社

同社では、専門的に取締りを行う「車両制限令等違反車両取締隊」を組織し、違反車両に対する指導、取締りを実施しているという。

関連記事:日本一恐ろしい道路看板、警告の内容にゾッとした わずか数分で「死亡する」恐れも…

■年末年始、高速を走る際は…

年末年始の高速道路を走行する際の注意点について、NEXCO中日本に詳しい話を聞いた。

取材に対し、同社の担当者からは「年末年始は渋滞を予測している場所もございますので、渋滞緩和のため、事前に渋滞予測情報をご確認頂き、ご利用の日や時間帯を変更頂くなど、分散利用にご協力をお願いします」「長時間・長距離を運転する場合は、あらかじめ十分な睡眠をとって頂き、体調を整えた状態で運転して頂くようお願いいたします。また、適宜、SA・PAなどの休憩施設で休息をとって頂き、心と身体のリフレッシュをして頂ければと思います」との回答が得られている。

加えて、雪が降っている地域を走行する予定のあるドライバーは、冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行を忘れないよう気をつけたい。

安全運転を意識しつつ、ドライブを楽しもう。

関連記事:高速道路を走る怪しいトラック、あり得ないナンバーにゾッとした 「違反では?」と疑問の声続出

■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

・合わせて読みたい→道路の通行止め、ラジオの代わりに「Wi-Fi起動して」看板が話題 国道事務所に事情を聞いた

(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【Amazonセール情報】ココからチェック!