中村紀洋氏、負傷時に落合博満氏から授かった言葉 「僕は無視しようと思って…」
中村紀洋氏は、中日時代に太ももを肉離れ。試合に出続けることを望むと、当時監督だった落合博満氏は…。

中日ドラゴンズなどで活躍した中村紀洋氏が16日、YouTube『ピカイチ名古屋チャンネル /PIKAICHI-NAGOYA talking variety CH.』に出演。中日時代に、肉離れを起こした際のエピソードを語った。
■6月に太もも肉離れ
2007年6月5日、試合でスライディングをした際に右太ももを肉離れ。育成枠で入団し支配下選手契約を結んだばかりだった中村氏は、すぐに復帰して試合に出続けることを強く望んだ。
しかし、当時監督だった落合博満氏が告げた言葉は、中村氏の経験則や熱意を一切受け付けない、断固としたものだった。
■中村氏は「無視しようと思って…」
落合氏は 「俺も肉離れして黙って、内緒でずっとやってた。最終的に試合に出れんようになった。ここで無理してやると出れんようになるぞ。10日間開けろ」と現役時代の自身の経験を引き合いに出し、10日間休養するよう指示。
中村氏は「僕は無視しようと思って。『大丈夫です。やります』って言い続けた」というが、落合氏からは「バカ、休め」「1番大事な試合に出れんようになるから。俺がそうだったから」と説得され、6日に登録抹消。30日に再登録された。
■日本シリーズでMVP獲得
そして、復帰後も活躍し続けた中村氏は、日本シリーズにも出場。53年ぶり2度目の日本一に貢献し、シリーズMVPも獲得した。「それ(落合氏の言葉)がなければ、最後はなかった」と感謝した。
もし無理を続けていれば、終盤戦や日本シリーズどころか、野球人生を棒に振っていた可能性もある。怪我の自己判断の危険性を伝え、最終的に最高の舞台に立たせた指導力には、心から感服する。




