『ドラクエ2』リメイク、ムーンブルクの王女がベホマ覚えない仕様に「設定ミスでは?」と疑問の声

リメイク版『ドラクエ2』では、ムーンブルクの王女がベホマを覚えない。一部プレイヤーからは「設定ミスでは?」と疑問の声が上がっている。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』(以下、『ドラクエ1&2』リメイク)がリリースされ、ひと月が経過。プレイヤーからは、概ね良好な評価を獲得している。

しかし、もちろん「細部の設定が気になる」という声もゼロではない。今回は『ドラクエ2』リメイクにてムーンブルクの王女が習得する「呪文」に対する疑問の声に注目したい。


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■『ドラクエ』呪文の覚え方

『ドラクエ1&2』リメイクで呪文・特技を習得する方法はふたつ。

まずひとつ目は、従来の『ドラクエ』シリーズと同じくレベルアップでの習得。そしてふたつ目が、今回のリメイク版より登場した「巻物」による習得である。

レベルアップによる習得ならば全プレイヤー共通で覚えられるが、巻物の入ったツボや宝箱を見落としていた場合、習得できないどころか、存在をスルーしてしまう点が巻物システムの特徴。

また、巻物は消耗アイテムであるため、習得可能なキャラクターが複数いる場合は「誰に覚えさせるか?」と頭を悩ませてしまうのも、悩ましく、面白いポイントである。

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■今回ベホマを覚えるキャラは…

これは『ドラクエ』シリーズをプレイした経験がある人ならば理解してもらえると思うが、レベルアップによる呪文・特技の習得は経験によりある程度推測できるもの。

例えば、レベル10台の中盤に差し掛かった辺りで、攻撃呪文の使い手はベギラマ、回復呪文の使い手はベホイミを覚えるだろう…といった具合である。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

しかしなんと、今回のリメイク版では『ドラクエ2』随一の魔法の使い手・ムーンブルクの王女がベホマを覚えないことが判明。同作唯一のベホマ使いはサマルトリアの王子となっている。

ちなみにオリジナルとなるファミコン版、およびこれまでのリメイク版『ドラクエ2』ではムーンブルクの王女が唯一のベホマ使いで、サマルトリアの王子は回復呪文をベホイミまでしか覚えない。なぜか今作に限り、立場が逆転してしまったのだ。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

そのため記者も、これまでならベホマを覚えていたレベル15になってもベホマを覚えない王女を見て「巻物で覚える仕様に変更されたのかな?」と予想していたが、王女はその後もベホマを覚えず、「ベホマの巻物」も見つからなかった…。

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■ムーンブルク王女、魔法使わない方が強い?

呪文を一切覚えない脳筋ファイターであるローレシアの王子、呪文も剣も使える魔法剣士・サマルトリアの王子、呪文のエキスパートであるムーンブルクの王女という存在は、多くのゲーマーたちにRPGパーティ編成における「役割分担」の概念を教えてくれた。

そんな中、「器用貧乏」感が漂う微妙な位置付けにあったサマルトリアの王子だが、今回のリメイクから株が爆上がり。なんとベホマだけでなく、ベホマズン、ギガデイン、ギガスラッシュなど、他のナンバリングで勇者だけが習得できる特別な呪文や特技を軒並み覚えていくのだ。

さらに発動に条件が必要とはいえ、究極呪文・マダンテを使用できるのもサマルトリアの王子である。これでは、本リメイクで「魔法大国」の要素が強調されたムーンブルクの王女の立場がない…。

こちらの仕様に疑問を覚えたプレイヤーは少なくなく、X上には「ムーンがベホマを覚えないのは、流石におかしい」「せめてベホイムくらいは欲しかった」「ムーンブルク、魔法大国の名が泣くぞ」といった声が上がっているのだ。

しかしムーンブルクの王女が「お荷物」かと聞かれると決してそんなことはなく、ある超絶技を使用することで高火力要因として覚醒。「力こそパワー」を地でいく圧倒的な破壊力で、物理アタッカーとして開花するのだ。

そのためプレイヤーからは「ムーンブルクの王女がゴリラ枠とはたまげたなぁ…」など、驚きの声も上がっている。ひょっとしたら今作で彼女がベホマを覚えない仕様には、「別方面で個性を伸ばそう」という開発からのメッセージが込められているのかもしれない。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。リメイク版『ドラクエ2』では、沈没船と幽霊船を勘違いして3日ほど詰み状態になっていた。

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(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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