がん研究会、寄付金の領収書に現れた謎の生物が話題 「そういうことか!」と注目集まる

公益財団法人・がん研究会の領収書に書かれた謎の生物のロゴが話題に。「グエー死んだンゴ」のポストを受け、寄付件数は10倍以上に増えているという。

2025/12/08 12:15

Xにて発信された「グエー死んだンゴ」という1文を受け、全国のネットユーザーが「がん治療」「がん研究」に注目している昨今。

X上では新たに、がん研究機関のシンボルマークデザインに注目が集まっているのだ。


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■領収書に描かれた生物、その理由は…

10月中旬、希少がんと闘病していた22歳のXユーザー・なかやまさんによる生前の予約投稿「グエー死んだンゴ」が話題に。

広く拡散された同ポストを受け、がん研究センターなどの関連施設になかやまさんへの弔意を込めた寄付の輪が広がり、総額が数千万円規模に達するほどのムーブメントを見せた。

そして現在、一連の流れの中で公益財団法人・がん研究会に寄付をしたXユーザーによる「寄付金の領収書来て気付いたけど、がん研究会のロゴがカニでかわいい。なるほどCancerじゃねーの…」というポストが注目を集めているのだ。

ポストに添えられた領収書の写真を見ると、そこにはカニのシルエットをした印が確認できた。英単語「Cancer」(キャンサー)には「がん」の他に「かに座」という意味がある。

がん研究会の領収書
画像提供:白玉きなこさん

こちらのポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「なるほど、そういうことか!」「両方ともCancerなのね」「勉強になる」といった驚きの声が続出。

また、よく見るとカニのマークが「刀の鍔(つば)」であることから「がんを断ち切る、という意味にもなっている」といった指摘も注目を集めている。

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■繋がる「がん研究への寄付」連鎖

ポスト投稿主である和菓子愛好家・白玉きなこさんは、がん研究会へ寄付をした経緯について、「先日話題になっていた『グエー死んだンゴ』のポストを見かけた際、リプライ欄で他の方々が寄付をされている様子を見て、自分も微力ながら何かできればと感じたことがきっかけです」と、振り返る。

なかやまさんのポストをきっかけに、多くの人々ががん研究への寄付に興味を抱き、寄付をした人物のポストをきっかけに、さらに多くの人々が興味を抱く…という流れになっているのだ。

がん研究会の領収書
画像提供:白玉きなこさん

ちなみにシンボルマークの詳細について、がん研究会の公式サイトでは「蟹はギリシャ語でKarkinos、英語でCancerですが、いずれもがんを意味する言葉として使われています」「この図案は東京国立博物館所蔵の刀の鐔(つば)からとったもので、鐔は1570年頃、尾張名古屋の刀工により作成されたものとされています。蟹の種類は本州にいるハクセンシオマネキ(Uca lactea)と思われます」「もともと1966年に、東京で吉田富三博士を会長として開催された第9回国際がん会議のシンボルマークとして使用されたものを、後に学会の許可を得て、がん研究会のシンボルマークにしたものです」と、説明している。

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■寄付件数、10倍以上増えていた

果たして、当該の「グエー死んだンゴ」は、寄付金にどのような影響を与えているのだろうか。今回話題となったがん研究会に、詳しい話を聞いてみる。

がん研究会・外観
画像提供:がん研究会

その変化について、広報担当者は「10月17日は約30件と少数でしたが、18、19日に漸増し、1日あたり約300件を超えるお申し込みになりました。12月1日時点で約2,400件のご寄付を頂いています」と、説明する。

なお、昨年(2024年)度の寄付実績を見ると、月平均の寄付数は230件。今回の寄付数はひと月半分の累計とはいえ、それでも10倍以上多くの寄付が行われているのだ。

また、従来の寄付と今回の寄付では、決定的に違っている点がある。がん研究会の広報によると、従来の寄付は「病院で大変お世話になりました」という旨の、がん患者やその関係者による「お礼」の寄付が中心だったという。

しかし、今回の寄付ではそうした背景がなく、「がん治療及びがん研究の発展を少しでも支援したい」「X上で知人の訃報に接したため」といった意向の寄付が大半を占めていたのだ。

ちなみに、前出の「約2,400件」という回答も、「お礼」と思われる寄付を除いた数値になっており、改めて「グエー死んだンゴ」ポストの、いやネットの影響力を感じた思いだ。

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