「カビとりジェル」の使用、生放送で注意喚起… 専門家が「液だれしない掃除テク」を紹介
2日放送の『あさイチ』では、年末に向けて知っておきたい掃除のテクニックを特集。SNSで話題となった手作りのカビとりジェルについて注意喚起も。

今年も早いもので残り1ヶ月を切り、大掃除の時期がやってきた。
大掃除といえば苦戦するのが水回りのカビとりだが、2日放送の『あさイチ』(NHK)では、SNSで今話題の手作りカビとりジェルについて注意喚起している。
■話題の“ジェル”は「お勧めできない」
お風呂場の黒カビ掃除の際、市販の泡状の漂白剤を壁面に吹きかけると、液だれしてしまって効果が期待できないことが多い。
そこでSNSでは、塩素系漂白剤の原液と片栗粉を混ぜてジェル状にしたものを塗れば、その場に液がとどまるとして話題となった。
しかし、洗剤などに詳しい横浜国立大学名誉教授の大矢勝氏は「一時的には綺麗に取れてくれるんですけども、じつはあまりお勧めできないんです」と話す。
■よりカビが発生する?
塩素系漂白剤は、原則として薄めてから使用するもので、原液のままで使用すると素材を傷める恐れもある。メーカー側も、この使用法は「推奨していない」としている。
さらに大矢氏によると、片栗粉がしっかり流しきれずにその場に残ってしまうと、それがカビのエサとなってしまうとのこと。
「見かけ上は綺麗に取れていても、栄養分が残って、よりカビが発生しかねない」と注意を呼びかけた。
■専門家おすすめの掃除テクも
“液だれをしないジェル”とのことで人気の掃除法だが、逆効果となればどうすれば良いのか…。
そこで、洗剤が流れ落ちない掃除法として大矢氏が勧めるのが、“オキシ漬け”などに使う、酸素系漂白剤「過炭酸ナトリウム」。
粉末状の過炭酸ナトリウムと水を3:1の割合で混ぜ、スプーンを傾けても落ちないほどの固さのペースト状にする。
黒カビなど、掃除したい部分にこのペーストを塗り付け、15分ほど置いてから歯ブラシなどでこすって水で洗い流せば、綺麗にカビが落ちるという。
じつは筆者も、片栗粉と漂白剤の原液を混ぜるジェルを試したことがあったが、片栗粉を排水口に流すと、配管にこびりついて固まり、詰まる恐れがあるとの話も聞いたことがある。
この方法なら水回りの大掃除も、安心してはかどりそうだ。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




