荒木雅博氏、警戒していた中日時代の同僚を告白 「野球やりたくて我慢してるんだな」もじつは…
「人の文句も言わないし、不貞腐れた態度も出さない」と荒木雅博氏が警戒していた元中日選手とは。
■荒木氏が警戒していた理由
オリックス・バファローズとの契約交渉がこじれ、自由契約になった元本塁打王、打点王の中村氏は2007年に育成枠で中日入団。荒木氏は、誰もが知るスター選手が育成契約という形でチームに合流したことに対し、当初強い警戒心を抱いていたという。
「『ここでできればいいや…』ぐらいに思ってるのかなって思ってた。ノリさんは人の文句も言わないし、不貞腐れた態度も出さない。これは作ってるぞと思って。なんとか野球やりたくて我慢してるんだなと思って」と支配下登録を勝ち取るための作戦なのではと思った。
■態度変わらず「俺が間違ってた」
しかし、ときが経つにつれて中村氏への警戒心は解けていった。
荒木氏の予想に反し、支配下登録後も中村氏の態度は変わらず。真摯な練習姿勢は“野球をやりたい”という純粋な思いから来ており、決して作戦ではなかったと吐露。「元々この人、こういう人なんだと思って。俺が間違ってたと思って」と反省したと振り返った。
件の中村は中日に2年在籍し、270試合出場、44本塁打、151打点と勝負強いバッティングで打線を牽引。その後楽天、DeNAでもいぶし銀の活躍を見せた。
■中村氏の強い覚悟
荒木氏が警戒心を抱いたのは、チームの和や文化を守ろうとする意識の現れからだろう。
しかし、荒木氏が作戦と疑ったほどの謙虚で真摯な態度は、過去の栄光を捨て、ゼロからやり直すという中村氏の強い覚悟。真のプロフェッショナルとは、逆境でも態度を変えない強さを持つ選手なのだと感じた。





