若者にも増える脳梗塞! 医師に聞いた「明日からできる予防法」と新薬の可能性
脳梗塞の予兆は生活の中に。予防法と発症後12時間以内に使える新薬について聞きました。

「脳卒中は高齢者の病気」と思われがちですが、近年は若い世代の発症も増加。日本の死亡原因では第4位で、認知症の要因にもなるため、年齢に関わらず知っておきたい病気です。
Sirabee取材班は、創薬ベンチャー会社・ティムスの事業説明会に参加し、脳卒中を防ぐ方法や新薬について伺いました。
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■脳梗塞と脳出血はどう違う?

脳卒中には「脳梗塞」や「脳出血」などがあります。
脳梗塞は血管が詰まり、脳への血流が途絶える病気。視野が欠ける・腕のしびれ・ろれつが回らないなどの症状が出現。発症後3〜6時間で脳細胞が死に至り、片麻痺などの後遺症が残ることもあります。
詰まった血管が破れると脳出血となり、こちらも迅速な治療が必要です。
■“血管の老化”を防ぐためにできること

日常でできる予防策について、日本医科大学付属病院・須田医師は「大量飲酒を減らすこと。野菜、果物、ナッツ、魚、オリーブオイルを中心にした地中海食もいいと言われています。血圧を下げる効果が期待できます」と話します。
一方、カフェインについては「1日3〜4杯程度なら問題ないとも言われています。むしろ良いという報告もあります」とのこと。生活習慣を整えることが、脳卒中予防の第一歩のようです。
■若い脳卒中患者の共通点

若年層で脳出血に至った患者には、医師はある共通点を感じているといいます。
「ほぼ全員が健康診断を受けていない、または結果を放置していました。ただ、専業主婦や個人事業主は受診の機会が少なく受けるのがなかなか難しいところです」。
あなどるなかれ、健康診断の血液検査や血圧測定で“脳卒中の予兆”が見つかることもあるようです。
■脳梗塞治療薬は長年1つのみ

ティムスの取締役会長・蓮見氏によれば、急性期脳梗塞の治療薬は長く1種類のみ。しかも発症から4.5時間以内に投与する必要がありました。

しかし同社が開発中の新薬「TMS-007」は 発症後24時間以内の投与が可能です。
さらに脳梗塞発症後も健康体に戻る確率も2倍になるそうです。実用化されれば治療機会が大きく増え救われる命も確実に増える、と期待されています。
■ヤギコ
グルメレビュー担当 1年間で約200個の新商品を食べ、記事にしてきたライター。イオンやワークマン、成城石井にも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ ヤギコ)




