山本昌氏&紀藤真琴氏、ホームランウイング設置による防御率悪化説を一蹴「投手の能力は逆に上がる」
来季からホームランウイングが設置されるバンテリンドーム。防御率悪化の懸念は…。

元中日ドラゴンズの山本昌氏と元広島東洋カープの紀藤真琴氏が11月15日、『ピカイチ名古屋チャンネル』に出演。来年からバンテリンドームに設置される「ホームランウイング」の中日投手陣への影響を分析した。
【今回の動画】山本氏と紀藤氏がホームランウイングの影響を分析
■山本氏がホームランウイングに賛成
来年からバンテリンドームに設置される「ホームランウイング」について山本氏は「僕は賛成だった。早くやればいいと思っていた」と話す。
一部でドラゴンズの防御率が悪くなるのではないかと懸念されていることには、「紀藤さんもですけど、狭い広島市民球助場とナゴヤ球場を本拠地に投げていたけど、それなりのピッチングするんですよ」と指摘した。
■「マイナスにはならない」
山本氏はさらに「今、ドラゴンズがビジターで弱いでしょ、すごく。ほかに行って狭いなと思って投げているのと、あんまりそういうの感じずに投げるのでは(違いがある)」と解説する。
さらに狭くなったことで、打者陣のホームラン数や打率の上昇が期待できるとし、「それだけ自信をつけて、バッター陣が打ってくれると、僕はあんまりそんなマイナスにならないかなと思う」と分析する。
防御率悪化の懸念には「その場になったら、もうちょい考えると思うんですけどね。普段からもっと低めにしっかり投げようとか、低めに落とそうかとか。僕はそんなに悲観したというか、早くやりゃいいのになと前から思っていた」と否定的な見解を示した。
■紀藤氏も同調
現役時代、長年広島市民球場をホームとしていた紀藤氏は「球場の狭さのなかで、低めに投げる意識を 持ったピッチングをずっとやってきた」と振り返る。
広島から中日に移籍し、広いバンテリン(当時ナゴヤ)ドーム球場で投げると「狭い球場の下地があるので、なんとでもできた」と持論を展開する。
来季球場が狭くなる中日投手陣には「いかにストライクからボールになる、ちょっとボールになるような球で勝負できるかっていうピッチングスタイルに変わると思うんですよ。そうすると覚えることがいっぱいあるんで、ピッチャーの能力としては上がるかもしれないですよね、逆に」と語っていた。
■かつては「強竜打線」と呼ばれた中日
中日は1996年まで両翼91.4、中堅119メートルのナゴヤ球場を本拠地とし、落合博満氏や大豊泰昭氏など長打力のある打者を揃えてホームランを連発し、「強竜打線」といわれた。
1997年にナゴヤドームが完成。この年、急激に広くなった球場に対応できず、チームは最下位に。当時の星野仙一監督が立て直し、1999年にリーグ優勝を達成した。
近年中日は得点力不足が顕著で、立浪和義前監督がテラスの設置を要望していた。狭くなることは「諸刃の剣」で「順位が上がる」かどうかは不透明。しかし、野球の華であるホームラン増加は確実で、強竜打線が再び出現することもありそうだ。




