吉井理人氏、FA宣言時に巨人から超高額オファーが… 「当時では破格」と回顧
巨人監督だった長嶋茂雄さんから「僕のポケットマネーも出すので」。吉井理人氏がメジャー挑戦時の裏話を披露する。
■獲得に動いた5球団
吉井氏は東京ヤクルトスワローズ時代の1997年にオフに、海外FA権を行使。当時は国内FA権も行使できる制度だったため、複数の国内球団が獲得に動く。
その球団は、読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズ、西武ライオンズ、阪神タイガース、中日ドラゴンズ。とくに巨人監督だった長嶋茂雄さんは、吉井氏を何度も食事に連れて行き、熱心に誘ったという。
■「4年13億円」の高額オファー
長嶋さんは「僕のポケットマネーも出すので」と個人資産からの金銭提供まで持ちかけた。「銀座でパレードしましょう」という言葉を聞いた際には、吉井氏も「あ、これ巨人かな」と心が動いたという。
「巨人は確か、4年13億円とか、それぐらいの金額。当時では破格」と高額オファーだった。
■「ジャイアンツ行ったら承知せえへんぞ!」
中日監督だった星野仙一さんもまた、強烈なアプローチを仕掛けてきた。 面識はなかったが「今からすぐ行くからホテルで待っとけ」と連絡があり、「ジャイアンツに行ったら承知せえへんぞ!」と高圧的な言葉で口説かれたそう。
しかし、吉井氏がメジャー挑戦の意思を伝えると、星野さんは「それだったら応援する」と潔く身を引いたと明かした。
■背中を押したとんねるず忘年会
高額オファーと名将たちの熱意に心が揺れ動いた吉井氏だが、最終的なメジャー挑戦の決め手となったのは、お笑いコンビ・とんねるずの忘年会。迷っている時期に野茂英雄氏に誘われ、気分転換のつもりで参加。そこで「お前何びびってんねん」 「アメリカ行くしかないやろ」と叱咤激励を受けた。
周囲の熱い言葉が吉井氏の背中を押し「1番初めに決めたのはアメリカやし。アメリカ行ったら1番楽しいなと思った」とし最終的にはメジャー挑戦を決めたと振り返った。
まさか巨人が4年で13億円を提示していたとは…。当時の名将たちがどれほど吉井氏を欲しがっていたのかが分かる、貴重なエピソードだった。





