サイゼリヤのムール貝、中から真珠発見され話題 「どれくらいの確率?」真珠のプロに聞いた

サイゼリヤで食べた「ムール貝のガーリック焼き」の中から真珠が出てきて話題に。真珠のプロは「二枚貝は真珠ができやすい」と、分析する。

2025/11/17 10:30

値段の安さと確かな美味しさで、多くのリピーターを獲得しているサイゼリヤ。

以前X上では、サイゼリヤの食事に混ざっていた予想外すぎる物体に、驚きの声が上がっていたのをご存知だろうか。


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■サイゼの食事から出てきた異物、正体に驚き

今回注目したいのは、Xユーザー・樋廻(ひまわり)さんが投稿したポスト。

当該の投稿には2枚の写真が添えられており、片方にはサイゼリヤの人気メニュー『ムール貝のガーリック焼き』(税込400円)が写っている。

そしてポスト本文には「サイゼリヤでムール貝食べたら真珠出ました」と、衝撃的なエピソードが綴られていたのだ。

サイゼリヤで出てきた真珠
画像提供:樋廻(ひまわり)さん

もう片方の写真を見ると、手のひらに乗った銀色に光る小粒な球体の姿が確認できたのだった。

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■発見者は「かなり硬かった」

こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「そんなことある!?」「サイゼで真珠はすごいな」「こんな綺麗な球体になるのか…」「これからはサイゼでムール貝を頼もう」など、驚きの声が続出。

また「サイゼじゃないけど、私も真珠を発見したことがあります」「はま寿司のあさりみそ汁から出てきたことがあります」といった体験談も散見されている。

発見時の詳細について、ポスト投稿主・樋廻さんは「最初は殻のかけらだと思ったのですが、今思えば、噛んだ後に少し“滑るような感覚”がありました。そのため、3〜4回ほど噛んで、ようやく取り出せました」と振り返っていた。

その硬さについては「言葉で表現しにくいのですが、傷一つない表面の様子から、かなりの硬さだったことが伺えます」ともコメントしている。

ムール貝のガーリック焼き
画像提供:樋廻(ひまわり)さん

しかし実際のところ、ファミレスの貝料理から真珠が出てくるというのは、どれほどの確率なのだろうか。今回はその詳細やメカニズムを探るべく、真珠のプロに詳しい話を聞いてみることに。

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■真珠はどうやって作られる?

真珠の研究・指導および育成を図り、その発展・振興を促進することを掲げる一般社団法人「日本真珠振興会」経由で紹介を受け、取材を快諾してくれたのは赤松蔚(あかまつ・しげる)さん。

60年に渡って真珠業界で活動してきた、正真正銘の真珠のプロである。

赤松さんはまず、貝が真珠を生成する仕組みについて「真珠には、いわゆる『天然真珠』と『養殖真珠』が存在し、野生の貝ではサザエなどの巻貝より、ムール貝のような二枚貝のほうが真珠ができやすいです」と、前置き。

続いて、「殻の中に異物が入り込むと『外套膜』という部位がこれに反応し、異物を包み込む『真珠袋』を形成します。そして『真珠層』が重なっていき、真珠が作られています」と、その仕組みを説明してくれた。

この性質を利用し、球体の異物を人工的に埋め込み、真珠層にコーティングさせて作るのが「養殖真珠」というワケだ。一方、天然真珠の場合はは「どのような形状の異物が入り込むか」は完全に運任せ、自然任せである。

そのため「真珠」と聞いて多くの人が思い浮かべる綺麗な球体は、大半が養殖真珠なのだ。これらの知識を得た上で話題の真珠を見ると、かなり球体に近い整った形をしている事実に驚かされる。

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