ロック界の伝説ブルース・スプリングスティーン 華やかに見える彼の“孤独と再生”
1981年秋。名作アルバム誕生前夜を描く『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が公開。

「ボス」の愛称で知られるロック歌手、ブルース・スプリングスティーンをご存じですか?
おん年76歳になるスプリングスティーンは、世界中で1億枚以上のレコード売り上げを誇るロック界の第一人者ですが、その裏には、自分自身と向き合う深い葛藤があったとされています。
その彼が最も孤独と対峙していた30歳ごろの時代に焦点を当てた『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11月14日から公開。華やかなスターの内面をいっしょに探ってみましょう。
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■ロック界のトップランナーが

ブルース・スプリングスティーンは1949年、アメリカのニュージャージー州で生まれました。
1973年のレコードデビュー以来、グラミー賞をはじめとする数々の賞を受賞。1999年にはオハイオ州にあるロックの博物館「ロックの殿堂」入りを果たしています。
■ 心の波に揺れていた時代

本作は、1981年、31歳のブルース(ジェレミー・アレン・ホワイト)のツアーが、大盛況で幕を閉じたところからスタート。所属先のコロンビア・レコードは、この流れに乗ってブルースの新作を切望します。
すでにトップスターの地位を手に入れていたブルースでしたが、じつはプレッシャーと自身の過去に苛まれており、内面は不安定な状態。スタジオではなく、自宅にこもって、自分の中から湧き出る感情を、ほぼギター1本で音楽に変えていくのですが…?
■自分で自分を癒すには

「この物語の核心は、見捨てられた魂が音楽を通じて自分を修復していく姿です」とスコット・クーパー監督。その言葉通り、ブルースが1人静かに自分の中を覗き込む様子を、カメラは淡々と追います。
そして生まれたアルバムが、『ネブラスカ』。華々しいロックスターが、過去の傷をむき出しにして、曲に昇華させた結果ともいえるこのアルバムの制作過程では、ブルースがいかに繊細でやさしいかが伝わります。
自分自身から逃げずに対話するのは、簡単ではありません。ですが、ブルースが見せてくれるのは、派手な成功物語ではなく、「素直な自分」に還ろうとする一人の人間の姿。孤独のハイウェイを走り抜けた先に見えたのは、もう一度歩き出す力だったのでしょう。
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『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
11月14日(金)全国ロードショー
公式サイトはこちら!
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(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)




