小泉進次郎防衛大臣、「クマに木銃」の理由を説明 「わかりやすい」「考えを改めました」納得の声
秋田県の要請を受けて派遣された陸上自衛隊員の「木銃」装備に疑問や批判の声もみられるなか、小泉進次郎防衛大臣が、装備品の“理由”について説明している。

小泉進次郎防衛大臣が7日、公式Xを更新。クマ被害が深刻化している秋田県における、陸上自衛隊のクマ対策の装備品について解説。“その理由”を説明した。
【今回の投稿】「クマに木銃」の理由は
■「木銃」に批判の声も
クマの被害が深刻化したことから、秋田県からの緊急要請を受け、防衛省が5日、「クマ対策支援」のため陸上自衛隊を派遣した。同日、防衛省と秋田県で活動内容を協議し、隊員が現地で約200キロの箱わなを運搬した。
自衛隊員の装備については、鉄帽や金属プレート入りの防弾チョッキ、クマ撃退用のスプレーのほか、クマと遭遇した際に距離を取って威嚇するための木銃、防護盾、ネットランチャーなどを携行する。
ただ、ネット上などでは「木銃なんて何の役に立つんだよ、200キロ級のクマに木銃か」「訓練用の木銃だけ持たされてクマと対峙するのは何とも過酷」「せめて、拳銃とナイフくらい持たせてやれよ」と批判の声もみられた。
■猟友会の助言を反映
小泉大臣は、「一昨日から、秋田県鹿角市(かづのし)において、陸上自衛隊第21普通科連隊の隊員が、200kg程度の重さのある『箱わな』の運搬を行いました。現場の隊員は、昨日も『箱わな』の輸送3件、駆除後のクマの輸送1件、さらに、ドローンを使った監視1件の活動を行いました」と現在までの活動について報告。
装備品への批判に対し、「どうして自衛隊は銃やナイフを携行せず、木銃(もくじゅう)なのか。『銃で撃ち、ナイフで刺せば、一撃でクマを仕留められるのではないか』といった声も届きますが、クマ対策のプロである猟友会の皆さんの助言も反映した結果です」と言及する。
■クマに「危惧すべきこと」
続けて「実際、クマと対峙するとき、危惧すべきは、銃やナイフで仕留めきれずに手負いとなったクマが凶暴性を増し、なりふり構わず周囲を襲いはじめることだからです。この点、木銃を用いれば、威嚇して距離を保ちながら、クマ撃退スプレー等を用いて、安全な位置からクマを追い払うことが可能となります。猟友会からも、『今回はこれが最も効果がある』との助言を頂きました」と、専門家の助言を受けての選択だったことを説明。
さらに「木銃以外にも、安全確保のための様々な措置を講じています。クマ撃退スプレー、ネットランチャー(超強力ポリエチレン製の網を打ち出す器材)、防護盾、さらに、防弾チョッキ。これは万が一、クマが攻撃してきた場合にも身を守れるよう、頑強なセラミック製のプレートを入れて用いています」ともつづる。
「これらの装備品は、私から、隊員の安全を第一に考えて必要な準備をするよう指示し、万が一のことも考えて安全確保に万全を期すため準備したものです」と明かした。




