福岡のドッグラン、犬を蹴る我が子を放置する母親が炎上 ドッグラン運営は「回答控える」と事実確認を拒否

福岡県のドッグランで、犬を蹴飛ばす我が子を一向に止めない母親の動画が炎上。ドッグラン運営は取材に対して「事実確認はしないし、回答する気もない」と拒否。

2025/10/27 05:30

■2歳前後の子供が「1人でドッグランに侵入」

動画内の様子は、2023年8月6日に撮影したもの。

犬を蹴った子供とその保護者について、ほしこめさんは「動画のお子さんは、ランの常連さんの子です。来る度に毎回、何度も色々な犬を蹴って回るため、この動画は蹴られた犬の飼い主さんと話し合い、証拠保持のため撮影しました。この後親に動画を見せて、抗議しています」と、振り返る。

さらに、「親御さんは動画の子と、3匹の小型犬を連れて来ています。声をかけなければ、毎回うんちもおしっこも片付けず、子供は野放しでベンチに座って世間話をしており、この子がお腹にいるときは、犬を放置してベンチで爆睡していました」とも語っており、かなりマナーが悪い利用客のようだ。

そしてこの日、動画の子供は小型犬エリアの入り口の柵を自分で開け、1人で中型犬エリアに進入。既にこの時点で、問題が山積みである。そして動画にもあるように、当然のように犬たちに蹴りをお見舞いしていたというのだ。

その翌日、ほしこめさんを含む被害者たちはドッグランの運営に事情を話し、何らかの措置や改善を訴えにいく。

しかし、ドッグラン側は「ラン内で起きたことに対し、スタッフは責任を負わない」の一点張り。百歩譲って「利用者同士のトラブル」だけであれば理解できるが…ドッグラン側の「ルール不備」に、根本的な問題があるのではないだろうか。

ほしこめさん達は「それならば事故が起こらないような規約にしてもらわないと、また同じようなことが起きる」と主張。乳幼児の立ち入りを禁止する旨を希望すると、最終的にドッグラン側の対応は「子供の入場自由」というルールを「子供は手を繋いで入場してください」という内容に変更したのみ。

なお規約を変更しても、問題の母親は何も変わらず我が子を連れてきているという。信じられないことに、「ハイハイをしている」年齢の子供が、ドッグランで「歩く練習」をする様子まで見られたそうだ。

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■蹴られた犬は「保護犬」だった

突然の暴力を受けた犬達は、その後どのような反応を見せたのだろうか。

その様子について、ほしこめさんは「犬達はキョトンとして、何もすることはありませんでした。中にはしっぽを振って近寄る犬もいました」と振り返っており、人が大好きなのであろう犬達の健気な様子に胸が苦しくなる。

ワンライフ直方・ドッグラン
画像提供:ほしこめさん

なお、動画内で最初に蹴られた1匹はほしこめさんの犬で、元保護犬。保護される前は、いわゆる「繁殖屋」から虐待を受けており、人が怖くて近づけなかったという。

ほしこめさんは「その子を犬と人に慣らしていくためにドッグランに来て、メンタルトレーニングを頑張っていた矢先の出来事でした」と、表情を曇らせる。

さらに、「大型犬エリアがあるにも関わらず、中型犬エリアで大型犬が5~6頭遊んでいることも多く、小柄な中型犬は踏まれたり吹っ飛ばされてしまうため中に入れず、隣の和犬エリアのスタッフの方に事情を話して利用しています。ドッグランのスタッフに抗議しましたが、こちらも無視されている状況です」と、これまた耳を疑う回答が得られたのだ。

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■ドッグラン側は「回答を控える」

犬とその飼い主にとって地獄のような環境だが、ここまでの情報はいずれも「利用者」目線での回答である。何事も複数の目線から、双方の立場の意見を聞かないと正確な事実は分からないもの。

そこで今回は渦中のドッグラン、福岡県直方市「ワンライフ直方」に事情を聞いてみる。

しかし、メールにて取材を打診しても期限までの回答が得られず、ドッグランに電話をして直接相談することに。ドッグランの担当者には繋がったが、「問い合わせは全く見ていない」とのことで、事情を1から説明。

ほしこめさんの動画の内容や言い分を説明するも、「事実確認はしない」「ドッグランからは回答を控える」を繰り返し、一方的に電話が切られてしまった。

なお、Googleの口コミ評価を見たところ、同施設を高く評価する利用者の声も確認できたが、やはり今回Xで物議を醸しているような体験談も散見された。

大切な愛犬と初めてのドッグランに行く際は、事前に必ず施設の安全性を確かめておきたい。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。犬が大好きで、元保護犬のカニンヘンダックスフンドと生活している。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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