三重県の“まっすぐな道路を曲げる”謎の大工事 ネットで「何のためやんの?」「サーキットみたい」と話題に
直線の国道1号を避けるように敷設された迂回路。ネットでは「なぜこんな工事が?」と話題に。

何の変哲もない道路に出現した謎の迂回路が、Xで「理由が分からない」といま注目を集めています。
工事が行われているのは、三重県三重郡朝日町を通る国道1号。ゲオやセブン-イレブン、ガストなど、さまざまな店舗が密集している地域を通る2車線道路です。
■謎の迂回路にネットユーザー困惑

工事予定を知らせる町役場のプレスリリースには、現場写真を使った案内図が掲載されており、まっすぐに通された国道1号の横に迂回路を設けて、10月20日に切り替え工事を行うと伝えています。
なぜまっすぐの道を曲げさせるのか。もしかしてヤバい土地があったのか…。この案内図に対してネット上では「これの工事の理由、どこ調べても分からない」「歩道と縁石と拡幅準備かな?」「サルテサーキットのユノディエールのシケインみたい!」と、大工事に踏み切った理由に注目が寄せられました。
■理由が気になる迂回路
このような一般的な道路工事では、一時的な通行止めや片側通行などで対応するケースが多く、わざわざ大掛かりな工事に踏み切る理由が思い浮かびません。
もしかしたら何か表沙汰にできないようなウラ事情があるのでは……。なんだか良からぬことが起こっているのかも。そんな悪いことばかり想像してしまいますが、調べたところすぐその「答え」が判明しました。
■実はシンプルな理由
怪しい事情があるなんてことはなく、実際はとてもシンプルな理由であることが、同プレスリリースに。それによれば、同区間の道路では、「雨水幹線」の整備を行う下水道の公共工事が進められているのでした。
「雨水幹線」と聞くと何か新たな路線のように捉えてしまいそうですが、いわゆる市街地に降った雨水を速やかに河川や海へ流し、浸水被害を軽減するために、道路の下などに埋設される管路のことを指します。
■配管移設のための迂回路
つまり、道路を一度掘り起こして配管を移設する工事が予定されていて、迂回路はその前段階となる工事だったというワケです。
周囲は農地が多いこともあり、国道1号を通るクルマを迂回させられそうな道路が限られる場所であることも考慮して、迂回路が必要と判断されたのでしょう。そうした事情を知らなければ不思議に感じるのも無理はありませんね。
Xユーザーたちを一瞬ワクワクさせた道路工事、町や農地を守るための大事な工事だったということでした。
■著者プロフィール
春山優花里(はるやま・ゆかり)。フリーライター/エディター。アニメ、ゲームなどのサブカル好きなおじさん。日々インターネットを監視しながら、自動車や鉄道などの専門的なジャンルから、クスッと笑えるような小ネタまで、幅広いネタを20年以上に渡ってお届けしている。
・合わせて読みたい→日本一グロテスクな標識、その内容に目を疑うが… じつは「日本一優しい標識」と判明
(文/春山 優花里)




