9割の人が『不運』を「ふうん」と読んでいた 「ハードラック」は1割未満
一定の知識がないと読めない「不運」だが、日本人の1割程度しか読めなかったことが判明。まさに「不運と踊っちまった」結果となった。
漢字の世界は複雑怪奇。中には「本来読むはずがない特殊な読み」を有した熟語も存在する。
今回は、全国のヤンキー必読の特殊すぎる漢字に注目してみたい。
■ヤンキーといえば漢字
漢字に詳しい人物といえば国語教師や日本語教師と相場が決まっているが、忘れてはならないのがヤンキーを筆頭とする不良たち。
もはや存在自体が絶滅危惧種といえるものの、彼らが使用する「夜露死苦」(よろしく)や、「愛羅武勇」(アイラブユー)といった表現からは独自の美意識が感じられ、特殊な漢字に精通していることが窺える。
■不朽の名作漫画にも…

そこで今回は、現在もネット上で根強い人気を誇る伝説のヤンキー漫画『疾風伝説 特攻の拓』に登場する漢字の読み方に関する調査を実施することに。
なおこちらのタイトルは「しっぷうでんせつ・とっこうのたく」と読みたくなってしまうが、正しくは「かぜでんせつ・ぶっこみのたく」である。

タイトルの時点で既に異彩を放っている同作は「不運」の特殊な読み方が登場することであまりにも有名。全国の10〜60代の男女1,000名を対象に、アンケート調査を実施すると…。
■なぜか「カタカナ6文字」に
調査の結果、「不運」を「ふうん」と読んだ人物は全体の92.6%、「ハードラック」と読んだのは7.4%と判明。

元ネタを知らない人は「ハードラックって何だよ…」と戸惑ったことと思うが、こちらの表現は令和の現代でも有名なネットミームの1つである。
『特攻の拓』作中では「“待”ってたぜェ!! この“瞬間”(とき)をよォ!!」「テメー“ベコベコ”にしてやるよォ!!」など、日常生活でも積極的に使っていきたい独特な台詞が多数登場。
中でも「“事故”る奴は“不運”と“踊”っちまったんだよ…」という台詞はもはやネットミームにまで昇華しており、同作を読んだことがなくとも「このシーンだけは知っている」というネットユーザーは多いはず。なお「“不運”と“踊”っちまった」は「ハードラックとダンスっちまった」と読むのが正解である。
性別ごとの回答傾向を見ると、やはり元ネタのジャンルがジャンルなだけに、男性と比べて「ハードラック」を知っている女性は少数であった。
『特攻の拓』連載期間は1991年から97年にかけてのため、リアルタイムの読者は30代後半〜40代後半の世代が多いと思われる。やはり最も正答率が高かったのは30代男性で、次いで40代男性という結果となった。

注目すべきは10、20代男性の回答傾向で、なんと11.9%が「ハードラック」を選択。漫画『東京卍リベンジャーズ』の大ヒットも記憶に新しく、若い世代が改めて「ヤンキー文化」に注目している証左かもしれない。
/#特攻の拓 × #東京卍リベンジャーズ
『不良魂は“時代”を超えて受け継がれる。』
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気合ブリバリ入ってます!
“ぜってー”見に来てください! pic.twitter.com/mdrgzdyHSh— ヤングマガジン編集部 (@magazine_young) February 20, 2023
日常生活でアンラッキーな場面に遭遇した際は「!?」(通称、マガジンマーク)と共に、「“不運”と“踊”っちまった」を使用してみよう。
この記事は2023年2月25日に公開された記事を編集して再掲載しています。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。リアルタイムで読み始めたヤンキー漫画は『GTO』から。
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(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)




