新築に取り付けたエアコン、柱を貫通した穴が危険すぎると話題 工事業者は「壁を壊すしかない」
エアコン交換の工事を担当した作業員が、元のエアコンの取り付け状態を見て驚き。悪徳業者の手口が「酷すぎる」と話題を呼んでいる。
■修理するには「壁を壊すしかない」

当該のポストに写った物件のエアコン交換施工を担当した「おうちサポートつねみ」の担当者は、「このような案件では耐震性の問題はもちろん、こんな工事をする業者では他の場所もどんな施工をしているのか分かりません…」と、苦言を呈す。
通常、配管を通すための穴は雨水が入り込まないよう、外側に空けるのが基本だという。しかし、これが「逆勾配」となっている現場も少なくなく、「雨漏りの原因となります」とも語っていた。
このような状況に遭遇した場合の対応について、担当者は「施主様に状況を確認頂き、ご説明をします。柱や筋交の修理をするには、壁を壊して補修するしかありません」「かなり大がかりな工事になりますし、施主様も夏場の暑い時にエアコンが無いのは困るということもあり、仕方なくそのままエアコンを施行するケースがほとんどです」と、説明している。
■杜撰な仕事が行われる理由
果たしてなぜ、施行業者はこのような杜撰(ずさん)な仕事をしてしまったのだろうか。
その一因について、「おうちサポートつねみ」の担当者は「量販店などの取り付け業者とは異なり、当社はいわゆる『街の電気屋さん』です」と、自社を例に挙げて説明する。

その内容は「量販店等と取り付け業者は基本的に一度付けてしまえばそれっきりなので、悪く言えば『適当な工事をして、そこに地雷が埋まっていたとしてもそれまで』なのです」「しかし、当社では基本的に固定のお客様(リピーターさん)が多いので、基本的には自社で工事したエアコンの取り替え、入れ換えが多いため、十数年前に自分が付けたエアコンを取り替えるなんて現場もよくあります」というものであった。
こうした事情を踏まえ、「ある意味タイムカプセルなので、変な工事は絶対にできません」と、プロとしての矜持を語ってくれた。
物件を購入する際、業者選びにはくれぐれも気をつけてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。エアコンに関する取材記事を多数担当している。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




