「なぜ実名隠す?」ネットニュースの表記に疑問の声 「ここまで特定したら…」
分かりやすい肩書を報じながら実名を伏せるネットニュースの表記に疑問の声が。一方で冷静な指摘も見受けられた。

知人の女性にわいせつな行為をしたとして、岡山県警が10日、バレーボール・Vリーグ女子の倉敷アブレイズの監督で会社役員の48歳の男を不同意わいせつ容疑で逮捕したことが一斉に報じられた。
SNSでは、このニュースをめぐる一部報道での表記に疑問の声があがっている。
■「覚えがない」と否認
報道によると、男は今年5月17日正午ごろから午後1時頃までの間に、岡山県倉敷市内で20代の知人女性の体を触るなどした疑いが持たれている。
同月23日、被害者の知人から警察に「女性が男からわいせつ被害に遭っている」との通報があり、捜査が進められていた。
調べに対し、男は「覚えがない」と容疑を否認しているとのことだ。
■「意味がない」「公表しても一緒」の声
この報道について、一部では容疑者の実名が報道されている記事もあるが、多くのネットニュースなどでは名前が伏せられている。
中には顔を出しているところやチーム名は報じられていることから、Xでは「チーム名を出されると、監督の名前を伏せている意味がない気がします」「これ、調べりゃすぐに名前出てきそうなのに、なんで実名報道じゃないんだろ」「倉敷アブレイズの監督の男って特定できたのに何故実名を隠す? ここまで特定したら実名公表しても一緒だろ」「『Vリーグ女子・倉敷アブレイズの監督の男』って、隠す気ゼロやん」と疑問の声があがった。
■「不起訴になったら」冷静な意見も
日本の報道機関は実名報道を原則としているが、近年ではプライバシー保護の観点から警察や行政機関が匿名発表を行うことが増加。
裁判が確定していない段階での報道への批判や、報道被害への懸念もあり、慎重な姿勢を示すメディアもみられる。
実際、今回の件についてネット上でも「現行犯ではなく、現時点でこの男性もまだ『容疑』でしかない」「これで不起訴になったらたまったもんじゃないです。これだけ報じられたら、周りからの目もかわるでしょうし」「確定するまで名前を出したらあかんだろ」と冷静に指摘する声もみられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




