20年前の名作コメディが復活! 平成のユルい笑いが新しい そして上野樹里がかわいい…
かわいい! 上野樹里さんと蒼井優さんが親友役で共演の『亀は意外と速く泳ぐ』。デジタルリマスター版が8月8日公開。

女優・上野樹里さん扮する主婦、片倉スズメ。亀の世話をするのが日課の彼女が、ふとスパイになってしまう奇想天外なコメディ『亀は意外と速く泳ぐ』が、リバイバル版として8月8日から再上映されます。
本公開されたのは2005年ですが、20年たった令和の現在、改めて観てみると平成のゆるさがむしろ新鮮。思わず「んふっ」と笑いがもれてしまう魅力にあふれています。
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■スパイの指令は「平凡に過ごすこと」

スズメ(上野)は、単身赴任中の夫と離れて暮らす平凡な主婦。せっかく夫から電話がかかってきても、ペットの亀に餌をやったかどうかを聞かれるばかり。親友の扇谷クジャク(蒼井優さん)と、久々に会うことになっても、2時間も待たされるほど、どことなくパッとしない毎日が続きます。
そんなある日、街中の石階段の手すりに、「スパイ募集」と書かれたミクロサイズのポスターを発見するスズメ。募集元に行ってみると、さっそくスパイとして採用され「目立たず平凡に過ごすこと」という任務が課されるのですが…?
■平成の空気感をそのままに

本作を手がけたのは、三木聡監督。すでに時効が成立している未解決事件を捜査するのが「趣味」の警察官を主人公にした『時効警察』でも知られるユーモアの名手です。
もともと放送作家出身の三木監督は、『時効警察』同様、本作でも脚本を担当していて、じわじわ来る笑いは20年前と変わらず。このゆるさこそ、平成の空気感といってもいいでしょう。
■「んふっ」と笑ってみよう

三木監督作品は、本作を含め、「脱力系コメディ」と称されるものがほとんど。そのジャンルの定義はあいまいですが、笑い声で表現するとしたら、おそらく口を大きく開けて「あっはっは!」とする笑いより、つい肩をすくめて「んふっ」ともらす笑いに近いのでしょう。
そうした密かな笑いは、何の変哲もない日々の中、ちょっとしたきっかけで、別の世界を見つけた時にもれる気がします。
主婦のスズメがスパイになっても、外見上はそれまでと変わらず、「平凡に過ごすこと」を続けるのが使命。じつはその「平凡」が、いかに豊かであるかに気づかされます。その豊かな平凡があってこそ、こっそり隠れた「もうひとりの自分」を見つけられるのかもしれません。
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『亀は意外と速く泳ぐ』
8月8日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次公開
公式サイトはこちら!
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(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)




