日本のベーゴマが姿を変え海外のカルチャーに 「シンガポール人のベイブレード愛」がスゴすぎた
日本のベーゴマがベイブレードとなり、シンガポールのストリートカルチャーに。
■シンガポールは日本愛がスゴい

シンガポールではどこへ行っても日本の飲食チェーンが出店しており、無印良品やダイソーなど、日本国内ならどこでも見かけるような店舗はシンガポールにも変わらずある。

大型のスーパーやショッピングモールの食品売り場も、日本と変わらない日本製品の品揃えがある場合が多く、シンガポールの日本に対する愛は相当なものと言っていいかもしれない。
そんな日本を愛してくれているシンガポールで、いまストリートのカルチャーになっている日本のおもちゃがある。
■『ベイブレード』がシンガポールで大人気

それは、タカラトミーから発売中の対戦型ホビー『ベイブレード』。日本でも25年の歴史を誇る大人気のホビーで、現在は4代目の『ベイブレードエックス』が展開中。

シンガポール国内ではトイザらスなどのおもちゃチェーンに行けば売り場がほぼ必ずあり、日本ではおもに週末開催されている大会が、シンガポールでは平日も毎日のように開催されるぐらいの人気となっている。
■毎日のように開催されるベイブレードの大会

記者が訪れたおもちゃ店での大会は、全年齢で参加できるオープン大会が2回、6歳から12歳のみ参加できるレギュラー大会が2回、計4回が1日に開催されていた。

日本では開催数の関係で大人がベイブレードの大会に参加するのは地域によっては難しい場合があるのだが、シンガポールでは大人が参加可能な大会の開催数が多いため、大人子供問わず連日多くのブレーダー(ベイブレードユーザー)が会場に足を運ぶ。
シンガポールの大会に参加していた日本人ブレーダー『けーなめ』さんに話を聞くと、日本ではなかなか抽選に当たらないが、シンガポールでは日常的に大会に参加できるため、ベイブレードを日常的に楽しむことができるのだという。
■ローカルのホビー店には多くのブレーダーが集まる

大会が開催されるのはおもちゃ店以外にも、カードゲームやボードゲームを楽しめるローカルのホビー店があり、そちらでは平日夜の大会開催がメイン。

ホビー店での大会の開催形式はリーグ戦が多くなっており、おもちゃチェーン店のトーナメントのように1回負けたら即終了ではなく、何回もベイブレードで対戦することができるため、ブレーダーが長時間楽しめるようになっているのもポイントだ。
■ストリートのベイブレード大会も

また、面白いのが公式な大会だけでなく、ストリートで突発的に開催されるユーザー主体のベイブレードイベントがあること。

流れとしてはブレーダー同士がSNSなどで参加者を募り、どこからともなく集まったストリートブレーダーたちの対戦が始まる。
■強豪ブレーダーとも対戦できる

記者が目撃したイベントでは現在行われている世界大会「BEYBLADE X WORLD CHAMPIONSHIP 2025」シンガポール予選で3位を獲得したブレーダーが参加。

公式大会では上位に勝ち上がらないとなかなか対戦できないような凄腕ブレーダーと対戦できることもあり、ベイブレード武者修行の場としても、友達とカジュアルにベイブレードをプレイする場としても自分のスタイルで楽しめるようだ。
■ベーゴマがベイブレードとなりシンガポールのカルチャーに

パーツの組み合わせで無限に自分好みのカスタマイズができるベイブレードは、子供だけでなく大人も心から楽しめるホビーということはブレーダーの中では当たり前のこと。
そんな面白く奥深いベイブレードが毎日楽しめる環境にあるシンガポールは、「東南アジアが誇るベイブレードの聖地」と言っても過言ではないのかもしれない。
日本のベーゴマが形を変えベイブレードとなり、海を越えたシンガポールでストリートカルチャーとなりここまで愛されているのは日本人としても、日本のブレーダーとしてもうれしい限りだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)





