電車内で「あり得ないエアコン」発見され話題に 「この発想は無かった…」とネット民驚愕

函館市で、車内にルームエアコンを設置した路面電車が発見されて話題に。市は「この1両のみの設置」と、説明している。

2025/07/30 04:45

■新たに空調を設置しようとしたが…

家庭用ルームエアコンの詳細について、函館市の担当者は「2021年度に車体改良工事を行なった際に搭載しました」と、説明する。

加えて、当時の事情について「お客様より冷房の効いた車両の利用要望が多く、当時は客車30両のうち、空調装置の搭載車両は8両のみでした。電車用空調装置は車体形式ごとの専用設計となるため、非常に高額となることや、重量があるため車体の剛性を強化する必要もあり、既存車両へ搭載することは非常に困難でありました」と、振り返っていた。

しかしそんな折、高知県高知市に本社を置く「とさでん交通」にて、車内への家庭用ルームエアコンの搭載実績があるという情報をキャッチ。

車内のルームエアコン

こちらを踏まえ、担当者は「搭載について課題を整理したところ、技術的および費用的に現実的であると判断できたため、今回話題となった8101号車へ搭載することとしたものです」と、説明していた。

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■ルームエアコンが「増えない理由」に納得

なお、ルームエアコンを搭載しているのは、当該の1両のみと判明。今後、他の車両に設置の予定はないのだろうか。

こちらの疑問に対し、函館市の担当者は「非空調搭載車に使用している電源装置の電源容量に対応できる、冷房能力の最も大きい機種を搭載しているものの、必要な冷房能力を満たしていないため、外気温が極端に高い日は適温にならないこともあり、さらなる搭載は見送っています」と、回答。

続けて「仮に能力の大きいものを搭載するのであれば、電源装置の更新や車体の大規模な改造が必要となるため、技術的には可能でありますが、費用対効果が薄れてしまうことから、車体更新時や新車購入時での車両用空調装置の搭載が現実的と考えています」と、今後の展望を語っていた。

やはり「家庭用」のエアコンは、一般家庭で使用するのがベストなのだ。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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