家のカギ、他人に絶対見せてはいけない理由が恐ろしすぎる 「知らなかった…」とネット民驚愕
他人に家のカギを見られ、知らぬ間に合鍵を作られてしまった事例が話題。思いもよらぬ原因に「知らなかった」と驚きの声が上がっている。
■「ほとんどの合鍵が製作できる」という恐怖
【注意喚起】初めての一人暮らしを始めた方へ。
鍵には、写真のようにキーカバーをつけるのを強く推奨します。鍵に書かれている鍵番号で、合鍵がカンタンに作れてしまうからです。
自分が知らぬうちに合鍵を作られ、自宅に侵入された事件が多数起きています。
安全管理のためにキーカバー必須です pic.twitter.com/lIhdjZfOc9— 痴漢抑止活動センター|バッジ無料配布中。プロフ見てね (@scbaction) April 2, 2025
カギに刻印された番号の正体について、日本ロックセキュリティ協同組合は「カギの製作時にメーカーが刻印する『鍵番号』と言われるもので、鍵にとってのID記号となります」「住宅用のほとんどのカギには、メーカーによって製造番号 (鍵番号)が刻印されています」と説明する。
これは人間に例えれば、「カギの刻み」は我々でいうところの指紋や声紋、そして鍵番号はマイナンバー情報のような存在であるという。そして鍵番号は「むやみに他人に教えてはいけない」という点も、マイナンバーと同様だ。

その理由について、担当者は「その番号を販売店に正確に伝えて合鍵を注文すれば、ほとんどの合鍵が製作できます」と説明していた。
なお一部では、鍵番号だけでは合鍵製作ができない「認証IDキー」というシステムを採用したカギも存在する。こちらは、カギとは別に同封されたカードやタグに記載された「ID番号」と鍵番号の2つの情報が揃わないと合鍵が製作できないシステムだ。
錠前やカギの国内トップシェアメーカー「美和ロック」も、「あんしん認証プラス」というサービスで、防犯強化を呼びかけている。
■合鍵の「本人確認ができない」理由
ここまでの内容を読み、多くの読者が「そんな簡単に合鍵が作れてしまって良いのか?」と、疑問に感じたことだろう。記者も同様である。
身分証などによる「本人確認」を駆使すれば、こうした犯罪を防げる気もするのだが…日本ロックセキュリティ協同組合は「カギの持ち主、つまり建物の所有者である確認は事実上、業界ではできません」とキッパリ否定。
その理由について「もし、そのような確認が必要になるとすれば、建物が引き渡された後に所有者がその鍵番号を登記する必要があります。しかし万が一、その情報が漏えいしてしまうと重大な危機に直結し、あまりに危険度が高いため、誰もその管理ができないのです」と説明している。
現代は、様々な個人情報をもデータで管理する超情報化社会。だが、そんな現代にあっても、居住所の安全に直結する鍵番号は情報化による管理ができない存在なのだ。
「知られないこと」が犯罪抑止に直結するため、カギおよびドアロックを取り扱う販売店・メーカーにも、建物所有者の情報は一切知らされないという徹底ぶりである。
言うなれば、合鍵の製作を含むこの世の仕組みは「自宅の鍵番号を絶対に他人に知られないこと」を前提として回っていると考えても、決して大袈裟ではないだろう。
こうした事情を踏まえ、同組合は「合鍵注文を受けた際に必要に応じ、業界で行っている本人確認とは、その注文者が身分を偽っていないか、不審な点が見当たらないか程度の確認にすぎません」と、断言していた。
■マンション管理会社のフリをして…
不正な方法で鍵番号を知って合鍵を製作し、不法侵入におよぶ事件は全国で発生しているのをご存知だろうか。
例えば、『読売新聞オンライン』が2023年に報じた内容によると、「マンション管理会社の社員を騙り、住人の女子大生の部屋を訪れ、『カギを交換するので鍵番号を見せてください』などと嘘をついて番号を聞き出した」「女性とキーホルダーの話題になり、女性が取り出したカギの番号やメーカーを見て記憶した」といった手口である。
こうした犯罪に巻き込まれない対策として、日本ロックセキュリティ協同組合は「カギにカバーを付けたり、番号部分を隠すシールを貼るなどの対策も必要ですが、まずカギを人の目に触れたり、手に渡らないよう、厳重管理することです。他人に財布を触らせないのと同様な管理が必要です」と、強く呼びかけていた。
自宅のカギを「そのままの状態」で管理・使用していた人は、すぐに何らかの対策を講じてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




