14億人の頂点に立つのは誰だ? キリスト教最大教派の裏側を描く『教皇選挙』
レイフ・ファインズが枢機卿に! カトリック教会の隠された舞台が明かされる『教皇選挙』が3月20日公開。

例えばもしあなたが、世界14億人のトップに選ばれるとしたら?
そんなスリリングな体験を喚起させる『教皇選挙』が3月20日から公開になります。14億人いるといわれるキリスト教最大のカトリック教徒。そのトップに立つ教皇はだれになるのか、重厚な心理戦が繰り広げられる舞台裏を探ってみましょう。
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■普遍的教派の伝統

『教皇選挙』は、カトリック教会の最高指導者であり、イタリア・バチカン市国の元首でもあるローマ教皇が亡くなったところから物語はスタート。
「カトリック」とは従来「普遍的」の意味を持つように、キリスト教派の中でも歴史が古く、1世紀ごろから登場したとか。伝統を重んじるのが特徴で、ローマ教皇は神の代理として君臨します。
偉大な存在を失ってしまったカトリック教会は、次のローマ教皇を据えるべく、選挙を行うことになるのです。
■人頭に立つ枢機卿

その「教皇選挙」こと「コンクラーベ」を執り仕切るのが、レイフ・ファインズ扮するローレンス枢機卿。世界中から100人を超える候補者が集まり、さまざまな策略が複雑に絡み合う中、ローレンス枢機卿は選挙開始を告げるのですが…?
ファインズは、イギリスの名門である王立演劇学校、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーにも所属していた生粋のイギリス俳優。
そんな彼は、舞台がイタリアだからと選挙に関わることはイタリア語で話すべきと主張したそうで、荘厳な場でイタリア語を披露する姿にも注目です。
■選ばれし者の定義

タイトル通り、本作は14億人の頂点に立つ教皇が誰になるのか、その過程を粛々と描くミステリーではありますが、そこに流血や殺人事件などがからむ暴力的な要素はありません。
ですが、世間から厳重に隔離された教会の中、水面下での駆け引きが行われている様は、かえって筆舌しがたい恐怖をおぼえます。
じつは最後、新たなローマ教皇が誕生しますが、そこに至るまでずっと画面から目が離せませんでした。元来、人を救い、導くことを目的としてきた宗教。
その根底にある「愛」の定義とは、時代と共に変わるのか、それとも普遍の真理として伝統的に受け継がれるのか。改めて考えさせられる結末に、きっと衝撃を受けるでしょう。
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『教皇選挙』
3月20日(木)TOHOシネマズシャンテほか全国公開
公式サイトはこちら!
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(文/Sirabee 編集部・尾藤 もあ)




