タイガー魔法瓶のかわいいトラ、70年前の姿が別人すぎる… 3割弱が「知らなかった」と判明
かわいらしいトラのロゴマークでお馴染みのタイガー魔法瓶。しかし、今から70年以上前は「とんでもなくリアルなデザインだった」のをご存知だろうか。
時代の流れと共に、トレンドは常に変化していくもの。当時の商品のフォルムやデザイン、人々のファッションを見れば一目瞭然である。
さて今回は、かわいらしいトラのロゴマークでお馴染みなタイガー魔法瓶の、驚きの歴史について探っていきたい。
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■かわいいトラ、昔はリアルだった?
Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女718名を対象としたアンケート調査にて、タイガー魔法瓶が過去に使用していたロゴに関する質問を行ったことが。
するとアンケートの結果、全体の71.7%が「(昔は)もっとリアル寄りだったと思う」と回答していたことが判明したのだ。
タイガー魔法瓶のロゴと言えば、青いふちでシンプルなかわいらしいトラのデザイン。しかし、昨年に創業100周年を迎えた長い歴史を鑑みると、ロゴも時代に合わせて都度変化している…と考えるのが自然である。
そこで今回は、タイガー魔法瓶に詳しい話を聞いてみることに。
■「50年前のロゴ」に驚き…
まずは、1923年(大正12年)の創業当初のロゴを見せてもらうと…そこには、「虎印」「TIGER」の文字が並び、凛々しい顔つきをした白黒のトラの姿が。
現代のロゴと比較するとリアル寄りのデザインだが、若干のデフォルメがされており、凛々しさの中にもかわいらしさを感じさせる。…が、注目したいのは1951年(昭和26年)のロゴ。
なんと色付きで、今にも吠え出しそうなトラの顔が描かれていたのだ。「古代インドの絨毯のデザイン」などと説明されたら、疑いなく信じてしまう人は多いのではないだろうか。
現代のデザインと比較すると別人…いや、完全に「別トラ」である。
その後、1961年(昭和36年)になると、ロゴは再び白黒になり、トラは雄々しさを感じさせつつも、デフォルメを強調したデザインに。
7割超の人が回答していたように、やはり「かつてはリアル寄りだった」ことが証明されたワケだが、果たしてどのような背景でデザインが決定されたのだろうか。
タイガー魔法瓶からは、さらに驚きの回答が…。