約6割が経験、プライドが邪魔して「できなかったこと」 孤独感を感じてしまう人も
誰にでもプライドはあるが、変に高すぎるとつらい立場になることも。
人に助けを求めたいときは、誰にでもあるだろう。しかしプライドが邪魔してしまい、人に頼れなかった経験を持つ人も多いようだ。
■約6割「プライドが邪魔して…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女652名を対象に「プライド」に関する意識調査を実施したところ、全体で59.7%の人が「助けてほしいのにプライドが邪魔してお願いできなかった経験がある」と回答した。
高すぎるプライドのせいで、困難な状況になっても人に頼れない人は多くいるようだ。
■若い男性のプライド
性年代別では、10〜20代の男性が一番高い割合になっている。若い男性には、譲れない気持ちを抱えている人が多いのかもしれない。
次に多いのは、40代男性である。会社などで責任感のある立場になると、人に頼るのが難しいこともあるのだろう。
■自分で解決したいから
なんでも自分で解決しようとしてしまう20代男性は、「困難に直面しても、なんとか自分で解決したいという思いが強いんです。周囲の人に助けを求めるのは、なんとなく『弱い』って思われそうで…。仕事でミスしてしまったときも同僚に相談できず自分で解決しようとして、さらに面倒なことになりました」と当時を振り返る。
そんな自分に対して後悔しているようで、「そのときに上司から、『もっと早く相談して』と注意されたんです。まったくそのとおりで、今となっては自分が最悪な選択をしたと思っています。しかしそのときは、変なプライドが勝ったんでしょうね」と続けた。
■立場が上がって頼れない
頼りにされたい気持ちのせいでストレスをためている40代男性は、「40代にもなると、周りから『頼りにされる存在』と見られたくなるんですよね。そのため家族や同僚に、助けを求めることが難しく感じることがあるんです。以前、仕事の問題で、自分一人で解決しようとして余計に疲れてしまったことがありました」と気持ちを述べた。
さらに続けて、「さすがに部下に頼るのはよくないとか、変なプライドを抱いてしまうんですよね。自分でなんとか解決してはいますが、大きなストレスを感じることもあって…。もっと部下を信じて、頼ることもするべきなんでしょうね」とも話していた。
■「助けて」を言えるのは才能
Xでも、「たった一言の『助けて』が言えないプライドで、長く動けなかった」や「多分プライドなんですよね、助けてほしいが言えないっていう…」などプライドのせいで助けを求められない人からの投稿が。
さらには、「仕事でもプライベートでも『助けて』って言えるのって、才能なんだなと思う今日この頃」と人を頼るのは才能の一つだとの意見もあった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女652名