おもしろインディゲームを遊びつくせ! VTuberがゲームイベント「東京ゲームダンジョン」に行ってみました
インディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン6」イベントレポート。幽霊坂ゆらぎがイチオシのインディゲームをまるっと紹介します。
Sirabee読者の皆さんおはようございます。インディゲーム大好き系VTuberの幽霊坂ゆらぎです。
今回はTGSに引き続きイベントに行ってみたシリーズで、10月27日に浜松町の東京都立産業貿易センターで開催された「東京ゲームダンジョン6」を訪れました。
インディゲーム人気に沸く会場の様子や、現地で興味をそそられたゲームなどを私なりに紹介していけたらと思います。
画像をもっと見る
■どんなイベントなの?
「東京ゲームダンジョン」とは昨今隆盛している小規模チームや個人開発によるインディゲームのための展示会で、今回快く取材を許可していただいだ主催者の岩崎さんもインディゲーム開発者という、まさに筋金の入ったインディゲーム愛好家のためのイベントです。
年2回ペースの開催で、今回が第6回とまだ歴史は浅いにも関わらずかなり多くのインディデベロッパーが参加しており、なんとSteamストアにもイベント専用のページがあるんですよね。
今回も気になっていたタイトルがたくさんあるということで、ウキウキしながら現地に行ってきました。
■私の注目インディゲーム
現地では紹介しきれないくらいたくさんの展示があったのですが、私が実際に試遊したり、個人的に気になったゲームを紹介していきますね。
・キメキャワ♡限界ビートちゃん/Pastel☆Parade
Team Kimekyawaによるキュートでちょっぴりブラックなリズムゲーム『キメキャワ♡限界ビートちゃん』と、同チームの新作リズムゲーム『Pastel☆Parade』の展示ブース。
『キメキャワ♡限界ビートちゃん』は元々ブラウザゲームだったのですが、どちらのタイトルも2024年内にSteamでのリリースを予定しています。
キャッチ―なキャラデザインとゲーム性が人気を博し、こうしたインディゲームイベントではすっかり「顔」になっている感がすごいですね。個人的にもリリースが楽しみな作品です!
・SKILLHOCKEY
こちらはコマンド入力方式の一風変わったエアホッケーとなっていて、操作感がユニークでおもしろかったタイトルです。
普通のエアホッケーをプレイしながら複雑なコマンド入力に成功すれば晴れてスキルが発動。
コマンドが難しいほどリターンが大きいのですが、コマンド入力とパドル操作を両立させるのはかなりシビアで、そこが上手くゲーム性に落とし込まれています。
それにしてもGAMEPACKのエアホッケーが復刻されたりと、2024年はエアホッケーの年なのでしょうか?
・プニヒ運輸(仮)
見た目はゆるカワなのに中身は本格派なメカアクション『プニヒローダー2』の製作チームである221GAMESの新作はなんとドライブシミュレーター?
でもジャンルは「車が出て走る」だそうで、運輸という名前の割に登場する車はどれもとんでもないスピードが出ていた気がします。
個人的にはスタッフさんが運送会社っぽいお揃いの制服を着ているがかわいくて高ポイントでした。
・ドレス・ザ・デュエル
Slay the Spireライクなゲーム性に加えて、オリジナルの要素としてカードがプレイヤーの衣装になっている着せ替えローグライトゲーム。
衣装は着ていくだけでなく脱衣することでも強力な効果を発揮します。キャラクターの絵柄はかなりかわいいけど、これはちょっぴりエッッッな予感がしますね!
・BatteryNote
壊れてしまったロボットを修復し、生殺与奪を握ったまま対話を行うというなんとも説明が難しいアドベンチャーゲーム。
プレイヤーはロボットたちのバッテリーを充電してあげられるのですが、過剰に充電するとダメージとなり、やりすぎると壊れてしまいます。
ですが、修理したロボットたちは絶妙に生意気で、こちらの忍耐力を試してくるんですよね。ついうっかり高電圧を流したくなること請け合いです。
ちなみに電流を流すためのナースコールを改造したコントローラーがインパクト抜群でした。
・SERIAL WORLD
マルチモニタを使って非常に凝った作りのブースが目立っていたローグライトゲーム。
ゲームそのものもめちゃくちゃ丁寧に作られていて、3DCGによるムービーシーンなど、ぱっと見でインディゲームだとは思えないくらいリッチな作品です。
現在Steamにもページがあり、2025年発売予定とのこと。これは楽しみですねー。
・至れり尽くせり
2000年代の日本をテーマにしたシュールな雰囲気がたまらないアドベンチャーゲーム。上野の夜の街を舞台に、珍妙な登場人物たちと会話したり、時にはバトルしたりします。
アドベンチャーゲームとは言ったもののローグライク要素があったり、ボスを撃破する必要があったりと、ジャンルにとらわれない自由さが光る作品です。
ちなみにタイトルの題字はフリーフォントでよくお世話になる『玉ねぎ楷書』作者の玉ねぎ修字さん。
・でびるコネクショん
ゲームダンジョンの会場内にコミケの壁サークルのような長蛇の列を生み出していた、ケモとインモラルな香り漂うアドベンチャーゲーム。
非常に残念ながら試遊はできなかったのですが、あなたはケモ悪魔をわからせることも、わからせられたりすることもできる、大変にお得なゲームになっているようです。
こちらも発売時期は2025年となっています。Steamストアを今から要チェックや!
・Aeruta
GRAVITY GAME ARISEブースの一角に『Aeruta(アルタ)』を発見。過去にレビュー記事を書いた個人的イチオシタイトルですが、私の贔屓により何度でも取り上げます。
TGSでもやりましたが、ここでも試遊するプレイヤーを見て後方腕組みしてきました!
・Thunder of the DemonKing
しおしおの魔王がかわいいタワーディフェンスゲーム。四方八方から迫ってくる敵兵士たちを魔王の範囲雷魔法で一網打尽にしてやりましょう。
経験値が一定になるとレベルアップし3択強化という最近のブームをしっかり取り入れつつ、見た目も操作性もカジュアルで非常に手触りが良く、遊ぶ人を選ばない一本です。
・SKATERBOARD KNIGHT
スケボーに乗った騎士が立ちふさがる敵を蹴散らすオートランゲーム。
以前「ハチャウマ」のレビューで私がドハマりした『ゴルシちゃんの大冒険』のような3レーンのランゲーム+ローグライトで、案の定こちらもめちゃくちゃ面白かったです。
既に完成度がかなり高かったのですが、今後ステージやクラスチェンジ要素の追加なども控えているようで、今回のイベントの中でも特に発売が楽しみな一本でした。
■次はもっと参加人数が増えそう?
私は第5回の時も遊びに来ていたんですが、今回はその時よりもさらに一般の来場者が多くなっているように見えました。
イベントの注目度とともに、インディゲーム市場の盛り上がりを肌で感じることができてよかったのですが、いずれ会場のキャパが足りなくなる日が来てしまうかも…?
ちなみに会場はJR浜松町駅から徒歩5分、歩行者デッキを使えば駅からほぼ直結とアクセスもいいので、この記事を見て気になってくれた方は是非、次回のイベントに足を運んでみてくださいね!
・合わせて読みたい→【TGS探訪】VTuber・幽霊坂ゆらぎが東京ゲームショウに行ってみたら現場の熱気に圧倒されました
(文/Sirabee 編集部・幽霊坂ゆらぎ)