小1息子の算数プリント、大人も解けない難問にネット民ドン引き 「悪問すぎる」と怒りの声も…
小学1年生の我が子が学校で解いた算数のプリントが「悪問すぎる」と物議。算数のプロも「答えは複数あるのでは」と疑問を呈している。
子供の柔軟な発想は、時に我われ大人を大いに驚かせるもの。小学生向けの問題に、大人が頭を抱えてしまうケースも珍しくない。
しかし現在X上では、小学1年生の算数のプリントの内容が、大人でも解けない「悪問」として、波紋を呼んでいるのをご存知だろうか。
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■問題文を読んで驚き…
ことの発端は、Xユーザー・青かんぱちさんが投稿した1件のポスト。
「これ悪問すぎない?」「小1息子も『人によって違うよねぇ』と納得いってない」と、意味深な文章の綴られた投稿には、おはじきが並んだ4種類のイラストが描かれた算数のプリントの写真が添えられている。そして、問題文を見ると…。
そこには「おはじきを ならべました。おはじきの かずが わかりやすいと おもうものに ◯を つけましょう」と書かれていたではないか。
■「問題が成立していない」と疑問の声
並べられた4種類のおはじきのイラスト横には「けんじ」「のりこ」「ゆり」「こう」と、並べた人物の名前が確認できる。
「けんじ」はおはじきを全て横向きに並べており、「のりこ」はおはじきを2個ずつのペアにまとめて並べ、「ゆり」は5個ずつまとめたおはじき3セットと余りが1個という並び方にし、「こう」は10個と6個でおはじきを分けている。
「ゆり」の並べ方が正解であるようだが、感じ方は人それぞれ。「わかりやすいと おもうもの」という問題文は、非常に曖昧な表現ではないだろうか。同様の疑問を覚えた人は多いようで、件のポストは投稿から数日足らずで9,000件以上ものリポストを記録。
Xユーザーからは「問題文に『おもう』とある時点で困りますね」「分かりやすさの根拠も主観でしかないので、悪問ですね」「全て丸で良いのでは」「問題が成立していない」など、怒りの入り混じった疑問の声が多数寄せられていた。
そこで今回は、算数・数学のプロがこの問題を見たらどう回答するのか、小学校算数のプロに取材を打診することに。その結果、様々な事実が明らかになったのだ。