「アレ」がついた缶の捨て方、迷惑と思いきや… ゴミ清掃員が“意外な事実”を明かす
ゴミ清掃員としても勤務するマシンガンズ・滝沢秀一が、判断に迷う「缶」の捨て方について説明。意外な“正解”に「助かる」という人も。
ゴミ清掃員としても勤務するお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が公式Xにて、判断に迷うこともある「缶」の捨て方について紹介している。
■缶に貼られたシール「このまま」
滝沢は、シールがたくさん貼られた缶の写真を投稿。「娘がお菓子の箱にシールを貼ったのですが、このまま缶資源に出せます。クラフトビールのシールを剥がさないで出しても大丈夫の理論と同じです」と投稿した。
ダンボールなどの古紙のリサイクルの場合には、シールや粘着テープが混入すると再生に支障があるため、滝沢は粘着テープを貼ったダンボールは資源として出さないように注意を呼びかけていた。
しかし、金属の場合にはシールを貼ったままでも問題ない理由について、「理由は再生過程で1,200度で加熱するので、これらは溶けてなくなります」と説明した。
■トップクラスのリサイクル率
缶には炭酸飲料などに用いられるアルミ缶や、コーヒーやビール、缶詰、クッキーなどの一般的な食品に用いられるスチール缶がある。
アルミ缶は回収後、細かく破砕され、鉄や非鉄などが除去された後で焙焼して、表面の塗装などの不純物を除去。ペレット状などにされ、圧縮、成型、溶解されて新たなアルミ製品にリサイクルされる。
スチール缶は、回収後にプレスされ、製鉄工場で高温で溶かされ、不純物を取り除く精錬を経て再利用可能な鋼になる。日本では、アルミとスチールのリサイクル率はいずれも90%以上で、世界でもトップクラスの高さとなっている。