服屋に現れた7文字が「盗んだみたい」と波紋を呼ぶも… 実は50年前のセルフオマージュと判明

衣類のリサイクルを呼びかける「あなたのジーンズ、返してください」というフレーズがネット上で波紋。「お金を払って買ったのに…?」と、疑問の声が相次いだ。

2024/10/28 05:30

■50年前の「セルフオマージュ」と判明

前出の「CO:RE」は「Cotton Recycle」の略で、自社縫製工場で排出される裁断くず(はぎれ)と、ユーザーから回収させてもらったジーンズを、再びデニム生地として生まれ変わらせる取り組み。

実施の背景について、エドウイン担当者は「私たちの仕事は、質の良いジーンズを作り届けることだけではなく、ジーンズという製品を通して、これからの豊かさを考えることでもあります」「この考えに基づき、国内に工場を持つジーンズメーカーとして、できるだけゴミを出さず、出てしまったものは自分たちでリサイクルし、再びジーンズへ再生させる活動を始めました」と説明している。

続いては、今回大きな物議を醸した「あなたのジーンズ、返してください。」というフレーズの詳細について尋ねてみる。

すると、担当者は「1970年代の当社広告では『すいません、返してください。』というコピーを使用しておりました」と前置き。

これは、厳しい「エドウイン基準」の品質検査を経た上で商品を販売していることから、「もし、お買い上げになった商品に不良品があればお取り換えします」という、自社製品のクオリティの高さに対する自信が込められたキャッチコピーである。

これらの背景を踏まえ、「このコピーを参考にし、ジーンズ回収の取り組みを広める意図で『あなたのジーンズ、返してください。』というコピーを作成いたしました」と、経緯を説明してくれたのだ。

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■エドウインは「変更の予定なし」

同フレーズが(使用開始から3年半の時を経て)物議を醸した件について、エドウイン担当者は「表現方法により、ご不快な思いをさせてしまった方々には申し訳ございません」と、謝罪の言葉を寄せる。

その上で、「前出の意図で作成したものですので、現時点では変更を予定しておりません」と、今後の方針を語ってくれた。

エドウイン

コンプライアンス等の観点から、昨今は炎上やユーザーの声を「必要以上に恐れている」ように映る企業も少なくない。そんな中、エドウインはしっかりと企業としての意志、そして歴史を軸にしている印象を受けた。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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