服屋に現れた7文字が「盗んだみたい」と波紋を呼ぶも… 実は50年前のセルフオマージュと判明
衣類のリサイクルを呼びかける「あなたのジーンズ、返してください」というフレーズがネット上で波紋。「お金を払って買ったのに…?」と、疑問の声が相次いだ。
インターネット上で、毎日のように「炎上騒動」を目にする現代。しかし、中には「なぜ今、このタイミングで?」と、首を傾げたくなる炎上も少なくない。
つい先日も、とあるトピックが「3年越しの炎上」という形で、注目を集めていたのをご存知だろうか。
■一見、普通の回収ボックスだが…
ことの発端は、Xユーザー・すき焼き奉行さんが投稿した1件のポスト。
「なんか自分でジーンズ買ったのにこの言い方は癪だな」と、意味深な1文の綴られた投稿には、穿かなくなったジーンズを回収する店頭ボックスの写真が添えられていた。
SDGsなどの観点から、リサイクルへの意識が高まる昨今ならではの素晴らしい取り組みだが…問題なのはボックスに記された呼びかけの言葉。
そこには、大きく「あなたのジーンズ、返してください。」と書かれていたのだ。
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■「盗んだみたいな書き方」という声も…
ポスト本文にもあるように、この「返してください」という7文字に違和感を覚えた読者も少なくないだろう。実際、件のポストは投稿からわずか数日で5,000件以上ものリポストを記録するほど話題に。
Xユーザーからは「じゃあ『お金も返してください』ってなるよね」「こっちは買ったつもりなのに、向こうは貸したつもりだったのか…」「『還しませんか?』とかなら良かったと思う」「こっちが盗んだみたいな書き方で嫌だなぁ」など、疑問の声が多数寄せられていた。
確認したところ、こちらの「CO:RE」というプロジェクトは、2021年3月より実施しているものと判明。つまり、3年半もの時を経て「疑問視され出した」というワケである。
そこで今回は、同プロジェクトを展開する「エドウイン」に本件に関する取材を実施することに。すると、長い歴史を持つ「同社ならでは」と言える、予想外な要因が明らかになったのだ。