現役保育士が語った、「兄弟ゲンカが多い家の共通点」 バナナマン設楽も感心
現役保育士・てぃ先生が明かした、「兄弟ゲンカの対処法」。これは参考になる…。
尽きない子育ての悩み。今月18日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)にて、現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生が紹介した「兄弟ゲンカの対処法」が注目を集めました。
■兄弟ゲンカ「まず30秒見守る」
同番組の取材に応じた人々からも「いつも上の子を叱ってしまって…。でもそうしないと終わらない」「上手なケンカの終わらせ方や、その後のフォローについて知りたい」と、子供たちのケンカに関する悩みが多く挙がります。
この問題に、『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』の著者でもあるてぃ先生は、「子供が自分たちで解決する能力をつけるために、ケガなどの危険がなければ、まず30秒見守る」ことをアドバイス。
■ケンカが多い家庭の共通点
先生は続けて、「ケンカが多いご家庭に共通していることって、親御さんが優しかったりとか、気遣いができて、ケンカを止めてあげようとするんですよね」とコメント。
「そうすると、お子さんたちってケンカが起こると常に親御さんが介入してくれるのが前提になってしまうんです。よくあるのが、ちょっと肘が当たったぐらいで『痛い!』とかって、ママに言いつけに来たりとか。これは、親が介入してくれる前提っていう考えがあるから」だと解説します。
■親や先生が“優しい”ほど頻発しがち?
子供同士のケンカは保育園の先生たちも悩む問題で、てぃ先生は「見守る時間を設けることで、子供たちが『あれ、今日先生介入してくれない』と、大人の様子をうかがうんです」。
「『今日は先生入ってくれないんだ』ってなると、自分たちで解決しようとしたり、自分たちで解決するのが前提になると、別に肘が当たったぐらいいいや! って思えるようになったりとか。(親や先生たちが)優しいからこそケンカが起きやすいのが前提にあるので、見守るというのはお勧めしたい」と、アドバイスしているといいます。
■介入するなら「上の子の話をよく聞いてあげて」
大人が介入せざるを得ない場合は、「理想論になってしまうんですが、お互いの主張を聞くことが大事」とてぃ先生。
「どうしても上の子に我慢してもらうことが増えちゃうじゃないですか、そうすると『自分なんて』ってどんどん卑屈になっちゃう。より下の子に冷たくなっちゃう」と指摘し、「順番としてはまず上の子の話をよく聞いてあげて」とも話していました。
これには、子育て中の共演者たちからも納得する声が上がり、司会の設楽統さんも感心していました。
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)