中日・井上一樹監督が“優勝するために必要なこと”を落合博満氏が助言 「自分の信念を…」
中日ドラゴンズ・井上一樹新監督誕生に「2004年のメンバーから監督が出て嬉しい」と話す落合博満氏。「勝つために必要なこと」をアドバイスした。
元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏がYouTube『落合博満のオレ流チャンネル』を更新。中日・井上一樹新監督に「優勝するために必要なこと」をアドバイスした。
■井上監督誕生に落合氏が独自見解
井上監督誕生のニュースに落合氏は「いやあ、一樹が監督になりましたか。良かったですね。中日を強くするためには、2004年のメンバーがどうやったら強くなるかを肌で感じているだけに、期待していますよ」と笑う。
その後、現役時代の井上監督との思い出などを語ったうえで、「阪神タイガースでコーチを務めた経験が活きてくるのではないか」という見方を示した。
■「自分の信念を貫くことが大事」
落合氏は井上監督に「3年連続最下位になって、浮上するためにはなにが1番大事なのかというのは、一樹が一生懸命考えて、練習、キャンプ、オープン戦で公式戦と進んで行ってくれればいいなと思いますけどね」とコメント。
続けて「自分がこうだと思う信念を貫き通す。監督にとってそれが1番大事なことなんだろうと思う。あとはこのチームで優勝するんだっていうことを、高らかに打ち上げて、シーズンに臨んでもらいたい」とアドバイスした。
■井上監督にエール
インタビュアーから「宣言することが大事ということですか?」と質問されると、「できなかったら、一時笑われるだけのことなんでね。優勝を目的にしないと、選手がその気にならない。休んでる暇はないですよ 」と落合氏は語る。
さらに「やるからには優勝を目指してもらわないと。出発点は選手を同じ方向に向かすためにも、このチームで優勝するというのをきちっと宣言してやったら、良い方向に行くと思います。一樹、がんばれ」とエールを送った。
■明るい性格で知られる井上監督
井上監督は中日で17年間プレーし、2009年に引退。その後、3年間ドラゴンズの打撃コーチや2軍監督を歴任した。
2020年からは阪神タイガースのコーチを務め、2024年に中日の2軍監督に復帰。前年33勝70敗9引き分けで断トツの最下位だったチームを、2位に躍進させた。
非常に明るい性格で、選手に寄り添う指導に定評がある井上監督。3年連続最下位の中日をどのようにして立て直すのか、注目される。