新庄剛志監督の日本ハムがCS1stステージを突破した理由を岩本勉氏が解説 「ファンが…」
逆転勝利でファイナルステージ進出を決めた北海道日本ハムファイターズ。岩本勉氏が考える「勝利した理由」とは。
元北海道日本ハムファイターズの岩本勉氏が自身のYouTube『岩本勉チャンネル』で、パ・リーグのクライマックスシリーズ・ファーストステージを振り返った。
■CSファーストステージを振り返り
岩本氏がパシフィック・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第3戦、北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズを振り返った今回の動画。
試合はロッテが2回表に2点を先制するも、日本ハムが3回裏に清宮幸太郎選手の2点タイムリーで同点に追いつく。
7回裏、日本ハムが水野達稀選手の勝ち越しタイムリー3塁打で2点をリード。8回裏にも1点を加え、9回を宮西尚生投手が抑えてファイナルステージ進出を決めた。
■試合のヒーローは?
試合の詳細を解説した岩本氏は、この試合のヒーローに田宮裕涼選手を挙げる。
この日、試合前の練習で伏見寅威選手が顔面にボールを当て離脱したことを紹介したうえで、「田宮がもともとスタメンだったのかどうかはわからないけれども、5人の投手をしっかりリードした。田宮の活躍が投手を繋いだと言って良いのでは」とコメントした。
■ファンの後押しを称賛
さらに岩本氏は新庄監督がかつて「今日のヒーローは僕じゃないです、みんなです」とお立ち台で発言したことに言及し「今日はそれを思い出した」と語る。
続けて「1塁側スタンドの応援団をはじめ360度、 いや350度ぐらいかな、ロッテファンの方も大いにがんばっていたので。応援合戦も見物だった」と指摘。
ファンの応援について「ファイターズファンがエスコンでの声のかけ方をすごく熟知して選手たちの背中を押してくれた。今日の試合が決まってから、何万人が涙を流されたか。感動の涙、嬉し涙 。みんなが背中を押してくれたことによって、ファーストステージ突破」と分析した。
■土俵際から勝ち抜け
パ・リーグのCSファーストステージは、初戦にロッテの佐々木朗希投手が好投し、先勝。さらに第2戦も9回まで2対1とリードし、抑えの益田直也投手が登場。勝ち抜けに王手をかけた。
ところが9回裏1アウトから万波中正選手が同点ホームラン。10回に淺間大基選手がサヨナラヒットを放ち、土俵際から勝利。勢い乗って3戦目も制し、ファイナルステージ進出を決めた。
ロッテは勝ち抜けまであと2アウトまで迫っていただけに、悔しい結果に。一方日本ハムはミラクルともいえる逆転勝利で、勢いに乗って福岡に乗り込むことになった。