マッチングしたのはインド人の彼 耳元での囁きと手へのキス さらに「宇宙へと繋がってる」…スピっていた

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

小出真保

ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。

カジュアルなマッチングアプリBを使ってアメリカ人とマッチングしたものの、会う前に彼とメッセージで大喧嘩。だいぶメンタルが落ちましたが、3日も経てばすぐ回復する私。今度は、心優しいインド人とマッチング。そして、会うことにも成功! ですが、ボディタッチが…そしてスピってる…。

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■年下…か?

アメリカ人のあとすぐにマッチングしたのは、インド人。パキスタン人→アメリカ人→インド人。このグローバルな流れに謎の達成感みたいなものを感じていました。

インド人の彼は少し年下で、写真からは爽やかな印象を受けましたし、まずご飯に行きましょうとお店も選んでくれていました。優しそう。あの追い込んでくる関西アメリカ人とは大違い、と思っていたのですが…。

銀座で待ち合わせ。改札を出るとすぐに会うことができました。が、ん? このひと、年下? すぐ見た目に違和感。写真の印象よりも、だいぶ大人びているというか…まずは、挨拶をしました。「はじめまして、よろしくお願いします」するとインド人の彼も「忙しいところ、ありがとうございます」と丁寧な日本語。

予約したお店はこちらですと案内してくれる彼と一緒に歩きながらチラチラと見てみると、高身長でけっこうイケメンだとは思うのですが、何歳? するといきなり、私が感じた違和感を自ら解明してきました。

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■罪悪感のないサバ

「まほさんは、若く見えますね」と言ってきたので「そちらは、大人っぽいですね」と返すと「はい、実は10歳ちがいます、アプリの年齢より10歳上です」。

は? なんだと? 「なぜなら、実年齢だと全然マッチングしませんので」。嘘の年齢でマッチして、わざわざ来た私の気持ちはいっさい考えていないのか。なんの悪びれもなく年齢サバ読んでる発言。謝ってもこないし罪悪感も皆無っぽい。こっちとしては、年下とディナーと思っていたため、ものすごくテンションは落ちていました。アプリでの年齢サバ読みはわりと多いのですが、今まで私は経験がなく油断していました。まさかインド人でくらうとは…。

しかし、彼はおじさんだったとはいえ整った顔立ちだったので、そこは大目に見ることにしました。結局、見た目がよければいいのかよ…と自分にツッコミながらサラダが美味しいというお店に入りました。

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■ソーキュート

年齢サバ読みの苛立ちはあるものの、会話は普通に弾んでいました。IT系の会社に勤務。日本には7年くらいいて長いとのこと。とても優秀な雰囲気が会話から伝わります。

彼はベジタリアンだというので野菜と芋、ピザなどを主に食べていて、お肉などは全て私が食べました。お腹も苦しくなってきて、会話も止まってきました。それをいいムードになったと思ったのか、気づくと彼は口説きモードに入っていました。カウンターで2人並びの席だったのがミスでした。

真横に近づいてきて耳元で「So cute」と、めちゃくちゃいい発音で言ってきました。「Oh cute」何度も。「Cute」にいろんな言葉をひっつけて。そこで「Oh、Yes」など乗れません。さらに私の手を勝手に取り、握りしめて手の甲にチュッとキスをしました。

やっぱり無理だ。ああ、日本人のカジュアル男性とは違う。元カレ・えびおくんなんて告白してくれるまで絶対に指一本も触れてこなかったのに。と、また元カレを思い出し、「誠実だったな…」と胸が痛くなりました。こんな展開になるとは。

そして、彼は急にスピりだしました。スピとは、スピリチュアルです。

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