オリックス・中嶋聡監督の電撃退任、岩本勉氏が実績を称賛 「選手寄りの指導で…」
オリックスバファローズ・中嶋聡監督の電撃退任に岩本勉氏が驚き。今後、どこかで2軍監督を務める？
■中嶋監督の現役時代を振り返る
6日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦終了後、オリックスの中嶋監督が退任を発表したことに言及した岩本氏。
同氏は中嶋監督について高校時代、出身高の先輩にあたる福本豊氏の招待で西宮球場を訪れ、プレーする様子を見たことを告白する。
続けて「福本さんに食堂的なところに座らせてもらって、うどんかなんかいただいたのかな。そのときに隣でうどんを食べながら、瓶のジュースを飲んでいたのが、僕の記憶では中嶋聡さんだった」と振り返った。
関連記事:オリックスを3連覇に導いた中嶋聡監督、続投を発表 湊通夫球団社長も「しっかりサポートしていく」【週刊バファローズ】
■「若い選手をめちゃくちゃ育てた」
中嶋監督の現役時代を岩本氏は「そのときからブレーブスの一員として、身体の大きな選手だったもんね。その後、いろんな球団を渡り歩き、いろんな野球知識をどんどん頭の中に詰め込んで、ファイターズでプレイも結構長くされました」と現役時代を回想。
続けて「そのあと、 バファローズの2軍監督。若い選手をめちゃくちゃ育てたやんか。すごく選手寄りの指導者なんで、 オリックスの若手たちが、思う存分に自分を試す機会をもらったり、みずからチャレンジしていった」とコメントした。
■マネージメントを称賛
岩本氏は中嶋監督の今後について「情報によるとオリックスの監督を退いても、やっぱり2軍監督の指導をしたいとコメントをされているという情報が飛び交っていて」と独自見解。
さらに「いずれにせよ、選手寄りのアメとムチの使い方がうまくて。選手たちが『この監督のためにがんばろう』と思える、素晴らしい監督だったと僕は思いましたね」と同監督のマネージメントを称賛した。
関連記事:【オリ熱イズム2024】オリックスが能見篤史臨時コーチの就任を発表 「能見選手のようになりたい」曽谷龍平への指導に期待
■続投が既定路線と見られていたが…
低迷していたチームを25年ぶりのリーグ優勝に導き、パ・リーグ3連覇、日本一1回という偉業を達成した中嶋監督。
今季は5位となったものの、宮城大弥投手、山岡泰輔投手、山下舜平大投手など期待された選手が故障などで離脱。満足な戦力で戦うことができなかったため「監督の責任」を問う声は少なかった。
続投が既定路線と思われたが6日になり、中嶋監督が退任を発表。公式サイトで球団から強い慰留があったことを明かしたうえで、「3連覇したチームがここまで落ちるということに関しての責任はしっかり取りたい」「新しいことを始めるときには新しい人がやるべき」とコメントした。
