習慣ならいいけど義務になると苦痛も 約7割が「毎日行っている」こととは
習慣化できれば、毎日やるのも苦にならない場合もあるが…。
毎日のルーティンは、私たちの生活に安定感とリズムを与えてくれる。多くの人が習慣的に行っていることだが、ときにルーティンを義務に感じて疲れてしまう人もいるようだ。
■約7割、毎日のルーティンがある
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女622名を対象に実施した調査では、全体で67.2%が「毎日行っているルーティンがある」と回答した。
多くの人が日常生活においてなにかしらの習慣を持ち、その行動が生活の一部となっているようである。
■朝のジョギング
朝早く起きてジョギングを行っている40代男性は、「私は毎朝5時に起きて、ジョギングをするのが日課です。これを始めてから体調が良くなり、仕事のパフォーマンスも向上した気がします。朝の静かな時間に自分と向き合うことで、一日の計画を立てることができるんです」と話す。
しかし周囲の人には理解を得られないことが多いらしく、「周囲の人からは『そんな早く起きるなんて無理』と言われますが、私にとってはこの時間がとても大切なんです」と続けた。
■夜のリラックスタイム
ヨガを日課にしている20代女性は、「毎晩寝る前に、30分のヨガをするのが習慣です。始めたきっかけはストレス解消のためでしたが、今ではなくてはならない時間になっています。ヨガをすることで心身ともにリラックスし、ぐっすり眠れるようになりました」と語る。
今後は本格的に習いたいと思っているようで、「ただYouTubeの動画などを観てやっているだけなので、本格的なものとはいえません。できれば今度、きちんと先生から指導してもらいたいと思っています」とも話していた。
■ルーティンが義務に感じる
ルーティンがだんだんと義務に感じてしまった30代男性は、「毎日のルーティンが決まっていることが、ストレスなんです。以前は仕事帰りにジムに通っていたのですが、次第にそのルーティンがプレッシャーになりました。最初は楽しんでいたのに、自分のなかで義務のようになってきたのでしょうね」と当時を振り返る。
今では習慣ではなく気が向いたときに運動に取り組んでいるそうで、「今はその日の気分で運動するようにしていて、これが一番、自分に合っている気がします」と語っていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女622名