朝ドラ『おむすび』タイトルに込められた“本当の意味” 「深い」「大きな伏線」との声も
朝ドラ『おむすび』で、結(橋本環奈)の脳裏によみがえった幼い日の記憶に、「大きな伏線」との声が。結の名前だけが由来ではなかった、タイトルの本当の意味とは…。
NHK連続テレビ小説『おむすび』にて、結(橋本環奈)の脳裏に、阪神・淡路大震災の被災経験の記憶がよみがえる場面が描かれた。Xでは、結の心情や今後の展開、ドラマのタイトルの由来について思いを馳せる声が見受けられた。
■結は書道部への入部を迷う
恵美(中村守里)に書道部に誘われた結は、入部を迷って思い悩む。
母の愛子(麻生久美子)から、迷う理由について聞かれた結は、「畑の手伝いもあるけん」と話すと、続けて「それに…いくら楽しくても、なくなっちゃうかもしれんし」と吐露。その脳裏には、アニメキャラの格好をしてはしゃぐ幼い結の姿と、地震の被害で崩れた建物の様子がよぎった。
■阪神・淡路大震災で被災
結の一家は、以前は兵庫・神戸市で暮らしていたが、1995年1月17日の阪神・淡路大震災で被災し、父・聖人(北村有起哉)の故郷である糸島に移り住んだ。
ドラマの初回では、聖人が「9年と2ヶ月と20日や」と、震災からの時間経過を細かく数えるセリフもあるなど、なお癒えない心の傷を抱えている様子もうかがえる。
■タイトルの「おむすび」の意味とは
ドラマのタイトルは、西日本でポピュラーな呼び方である「おにぎり」ではなく、「おむすび」となっており、Xでは「九州北部は『おむすび』ではなく『おにぎり』では?」などと疑問の声も見受けられた。
阪神・淡路大震災をめぐっては、被災地で行われた炊き出しで被災者に多くのおむすびが届けられたことにちなみ、「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」が2000年に、1月17日を「おむすびの日」として制定した。