マツコ、好きなことを仕事にするには“あるもの”が必要 「向き不向きってあるから」
マツコさんが思う、好きなことを仕事にするために「必要なスキル」。好きなこと=得意なこと、とも限らない…。
働き方が多様化し、“好きなことを仕事にしたい”と考えたことがある人もいるはず。
このことについて、以前タレントのマツコ・デラックスさんが番組で語った言葉が反響を呼びました。
■「好きなこと=楽」ではない
注目を集めたのは、今年9月2日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)での一幕。
好きなことを仕事にするのは幸せか? という話題のなかで、マツコさんは「“好き”っていうのをどう捉えるかよね。好きなことを仕事にするのがいけないとは思ってないけど。『好き=楽』ではないじゃない?」「好きっていうのを、苦しまずに働いて…って思っているんだったら、違うと思うんだよ」と私見を述べます。
■「ジャッジできる能力」が必要
マツコさんは続けて「あと、好きにも向き不向きってあるから」と、好きだと思うことが必ずしもその人に向いているとは限らない点も指摘。
その上で「自分が本当にそれを好きだからと言ってやっていて、将来それで成功できるかどうかって、そこを何となくジャッジできる能力がなければやっちゃいけない気がするんだよね」と私見を述べます。
「好きだからと言って、誰しもが何をやってもいいっていう訳ではないけど、別に苦しいことだけやれとも思わないし。だから、失敗してもいいしお金稼げなくてもいいから、好きなことしかやらずに生きていく! って言うんだったら、それでも良いしさ」とも語りました。
■好きなことを仕事にできた人は約2割
そこで、Sirabee編集部が全国の10代~60代の就労経験のある男女738名を対象に「好きなことを仕事にできている(できていた)と思うか」意識調査を行ったところ、「好きなことを仕事にできていると思う」と回答した人は、全体で20.9%。
なお、「仕事は楽しいが、好きなこととは違うと感じている」人は29.9%、「全くそうは思わない」と答えた人が49.2%でした。
好きなことを仕事にした経験がある人は、決して多くないことが改めて分かります。
■好きなことを仕事にしたほうが「つらい」?
この話題のなかで、株式トレーダーの若林史江さんは「苦行もあって、嫌なこともあって、好きなことを続けるには乗り越えなきゃいけない壁もたくさんあって…」「でも、今の子たちって『好きなこと=楽なこと』みたいな感覚で捉えている感じってないかな? と思って、それは怖いなと思います」ともコメント。
これにマツコさんは「だからさ、“自由”ってよく皆使うじゃない? 本当に無職みたいな自由とさ、好きなことをできる自由って、じつは真逆にある気がして…」とも話していました。
この一幕には、視聴者からも「好きなことと、得意なことと、才能があることは全く違うからね」「仕事にしちゃうとそれが嫌いになったときツラそう」「好きなことを仕事にすると息抜きや趣味がなくなって、つらいかも」など様々な意見がつぶやかれ、反響を呼んでいます。
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(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)