『虎に翼』寅子の結論「法は船」、じつは物語の冒頭で… “散りばめられた伏線”に「そうだったのか」
26日放送の朝ドラ『虎に翼』で、伊藤沙莉演じる寅子が「法とは船のようなもの」と表現。第1話を振り返ってハッとする人も…。
■法とは“船のようなもの”
この日の放送では横浜家裁の所長に就任した寅子を祝うため、女子部の懐かしい面々が「笹竹」に集合。そこへ偶然、店の常連である桂場(松山ケンイチ)も登場する。
寅子が桂場の前に座り、「お会いしたら言いたいことがあったんです」「いま私は、法とは、船のようなものなのかなと思っています」と言うと、桂場は「続けて」と傾聴。
寅子は「人が人らしくあるために、尊厳や権利を運ぶ船。社会という激流にのみ込まれないための船。船の使い方は乗り手次第。人らしさを失い沈むことも、誰かを沈めることも、間違うこともある。人生という船旅を快適に、幸せに終えるために、乗り手の私達は船を改造したり、修繕したりしながら進む」と解釈を話した。
■「そうだったのか」「胸熱」
これまで法(法律)は「守るための盾や毛布のようなもの」「きれいなお水が湧き出ている場所(水源)」、水源は「法律ではなくて人権や人の尊厳なのではないか」などと様々な解釈をしてきた寅子だが、あす27日の最終回を前に辿り着いた解釈は「船」。
これにXでは「航一、ライトハウス、燈台…ちりばめられてたなあ。そうだったのか。名前も伏線だったのね」「だから燈台でありライトハウスであり星航一……とすごく納得感があった」といった声が。
「名前に込められた意味を知って感動」「全てはこの台詞の為に。寅子に翼を与えた法律、『虎に翼』は鬼に金棒的な意味だけど、羽ばたく寅子の道標となる仲間たちを象徴してて胸熱…」などと視聴者の涙を誘っている。