千原ジュニア、怒りの“拡散希望”動画を公開 “別府ひき逃げ事件”大分県警の対応に「本当に憤りを感じる」
重要指名手配犯の八田與一容疑者。しかし“殺人罪”ではなく“道路交通違反”であることにジュニアさんは憤り。
お笑いタレントの千原ジュニアさんが22日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
2年が経過してもなお消息不明の“別府ひき逃げ事件”の八田與一容疑者。ジュニアさんは、大分県警が“殺人罪”ではなく“道路交通違反”のままにしていることに怒りをあらわにしました。
■八田容疑者はその場から逃走
2022年6月29日、大分で起きた“別府ひき逃げ事件”。全国に重要指名手配されている八田與一(はった よいち)容疑者は消息が不明なまま、2年が経過しています。
交差点で信号待ちをしていた、大学生AさんとBさんのバイクが八田容疑者の車から追突されました。事故直前には、近くのショッピングモールの駐輪場で、Aさんが八田容疑者から一方的に言いがかりをつけられていたといいます。
追突は100キロ近いスピードで行われ、Aさんは死亡。Bさんはケガを負い、八田容疑者の車は電柱に激突し、その場から逃走、現在まで捕まっていません。
■父親が葬儀で知った真実
今回、亡くなった大学生Aさんの父親を呼び、改めて話を聞くことにしたジュニアさん。
自身がMCを務める『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)で取り上げたことでこの事件を知ったといい「僕がやらせてもらうことによって、なにかいい方向に変われば…」と今回の動画を撮影した経緯を説明しました。
父親いわく、別府警察は事件後「犯人が見つかっていない」こと以外は何も教えてくれなかったといい、事件から3日目の葬儀の際にBさんとその両親がきて「これは殺人事件です」と聞いたことで全貌が明らかになったと振り返ります。
■ジュニア「本当に憤りを感じる」
ひき逃げ事件では初の重要指名手配犯に指定された八田容疑者。しかし、まだ“殺人罪”ではなく“道路交通違反”のままであることに、ジュニアさんは「完全に殺人だと思うけど、大分県警は認めない」と憤りを口にします。
殺人罪に切り替えられた場合、死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役となり、時効も消滅。道路交通法違反(ひき逃げ)では、時効は7年。「犯人側になったらゴールがあって、あと5年、2年、1年逃げ切れば…っていう思いになりますよ。なぜ、そんな犯人に光を与えるような…」「なぜ大分県警は罪状を切り替えることができないのか、しないのか…本当に憤りを感じる」と語りました。
■警察の回答に「本当に理解不能」
父親も、八田容疑者でノーブレーキで直前に揉めていたという事実から、明らかに殺人事件であることは警察に伝えているといい「大分別府署のスタンスとしては、八田容疑者から直接聞くまではなんとも言えない。との回答とずっとおっしゃる」と警察側から言われた言葉を明かします。
これにジュニアさんは「本当に理解不能な回答」と呆れた表情を見せ、「初動捜査のミスを認めるとか認めないとか、そんなことより大分県警が今できることをやるしかない」「今、殺人罪に切り替えればいいんですよ」と訴え、怒りを滲ませました。