松坂大輔氏、小笠原道大氏と“WBCで苦労したこと”を語る 「難しかった記憶しかない」
松坂大輔氏と小笠原道大氏が優勝した第1回と第2回のWBCを回想。松坂氏が「キツかった」と語る内容は。
元西武ライオンズの松坂大輔氏が自身の公式YouTubeチャンネルで、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の難しさを語った。
■松坂氏と小笠原氏がWBCを振り返る
松坂氏と元近鉄バファローズの中村紀洋氏、元北海道日本ハムファイターズの小笠原道大氏がトークをした今回の動画。
小笠原氏は2006年の第1回WBCについて「(開催は)『ええ?』という感じだった。ただ、王貞治さんが監督だったから、行かなければいけないという話。そのときは前のアテネオリンピックが印象にあったから、余計に温度差があった」と振り返る。
すると松坂氏も「シーズン前に? というのはありましたね。同じ国際大会ですけど、当時はオリンピックとWBCを比べると、比べものにならなかった。第1回は」と第1回WBCの開催に戸惑いがあったことを明かした。
■第2回がキツかった?
2009年に開催された第2回WBCを小笠原氏は「優勝したから、逆に『また優勝するでしょ』というスタンスだったよね、世の中が。それがちょっとキツかったね」と回想。
松坂氏も「はい、きついですね。合宿から人がすごかったじゃないですか、第2回は。人の集まり方が全然違うなと思いましたね」と振り返る。
続けて「時期的に難しいですよね、シーズンが始まる前に。 キャンプもそこそこに…」と苦笑いを浮かべた。
■調整が難しかった
WBCに入る前の調整について小笠原氏は「急ピッチで作っていった。2月にみっちりやるものを、1月に前倒しでやった気がするから。おかげで、その年は成績がいい」と振り返る。
松坂氏は「僕はシーズンの練習も前倒しにするんですけど、状態が上がってくるわけじゃないしと思いながら。難しかった記憶しかないですね。3月頭に良い状態にしなければいけない。僕は大変だったという思いしかないですね」とコメントした。
■2大会連続MVPを獲得
松坂氏と小笠原氏は2006、2009年のWBCに参加。両者とも主力として活躍した。
とくに松坂氏は2大会連続のMVPを獲得し、通算成績は6勝0敗と優秀な成績を残している。一方でボストン・レッドソックスに所属していた2009年はWBC終えてシーズンに入るも、故障もあり4勝にとどまった。
小笠原氏は2006、2009年ともにシーズンで好成績を残しており、2006年にはMVP、ホームラン王、打点王のタイトルを獲得し、日本ハムを44年ぶりの日本一に導いた。