『虎に翼』航一が激高した理由は、桂場の一言が“あの記憶”を甦らせたから? 膝枕展開には「神回」の声も

朝ドラ『虎に翼』で、普段は冷静な航一(岡田将生)が、桂場(松山ケンイチ)に激高する一幕に、視聴者から驚きの声が。航一の心情を考察する人も。

岡田将生・松山ケンイチ

NHK連続テレビ小説『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)の夫・航一(岡田将生)が、桂場(松山ケンイチ)に激高する場面が。温厚で冷静な航一の珍しい一幕が、Xでも反響を呼んでいる。

【動画】桂場に激高する航一


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■桂場に強く反論「何が司法の独立ですか!」

美位子(石橋菜津美)の事件について調査していた航一は、刑法の尊属殺の重罰規定について、大法廷で判断をするべきだと主張。桂場は「尊属殺を扱うのは時期尚早」と突っぱね、少年法改正の議論から、尊属殺にも冷静な議論が望めないと語る。

航一の「法は法、道徳は道徳」との意見に、桂場は「机上の理想論」と指摘。これに航一は「反発はくるかもしれない。でもたとえどんな結果になろうとも、判決文は残る!」と激高。「ただ何もせず、人権蹂躙から目をそらすことの何が司法の独立ですか!」と怒鳴る。

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■鼻血を出して気絶

感情が高ぶるあまり、航一は鼻から出血して気を失い、桂場は慌てて抱き留める。知らせを受けた寅子が駆けつけると、航一は桂場に膝枕をされながら床に寝ており、目を覚まして「ええっ、長官!?」と驚いて跳ね起きた。

その後、航一は寅子に、「長官の膝の上で目が覚めたときから、心が軽くなった気がします。一区切りついたような…あの戦争の、でしょうか」と話す。

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■航一の激高ぶりに視聴者も反応

普段は冷静な航一の激高ぶりに、Xでは視聴者が「信じられん! あの冷静な航一さんが桂場さんの前で鼻血出るまで興奮して意見するなんて」「血が噴き出すほど声を荒げるなんて…胸アツでした」と驚いた。

航一は戦前、「総力戦研究所」で日米の戦争について机上演習した結果、日本が敗戦するという予測に至ったものの、政府関係者らが却下。開戦を止められなかったことに深い悔恨を抱えていた。

それだけに、「『時期尚早』と『机上の空論』でスイッチが入った航一さん。同じことをあの日も言われていたのだね」「桂場長官の『机上の理想論』という言葉で火がつき全身からみなぎる怒りが凄い(鼻血も出たし)。膝枕から目覚めた時、引きずっていた裁かれない罪に一区切りできたようで良かった」「航一さん、戦争の時のことがよぎったんだろうな。このまま黙って受け入れてしまったら、また後悔する。だから鼻血が出て気絶するほど抵抗した」との指摘もみられた。

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■鼻に詰め物、膝枕…貴重な光景に「神回」