阪神タイガースの連覇が厳しくなった要因を宮本慎也氏が分析 「外国人選手を…」
阪神タイガースの連覇が厳しくなっている要因を宮本慎也氏と下柳剛氏が独自分析。古田敦也氏のエピソードも告白。
元東京ヤクルトスワローズの宮本慎也氏が自身のYouTubeチャンネル『解体慎書』で、阪神タイガースの連覇が厳しくなった理由を語った。
■阪神の連覇が厳しくなった要因は?
宮本氏と元阪神タイガースの下柳剛氏がトークをした今回の動画。話題は「連覇の難しさ」に。
下柳氏から「連覇の難しさってどこにあると思う?」と質問された宮本氏は「チーム自身の意識もあると思うんですけど、全体的に優勝したから、もう1つ補強しようって少ないでしょ」と指摘する。
続けて「今回のタイガースも、外国人の2人も思い切って入れ替えてもいいかなって思っていたんですよ。そのまま行ったからどうなんかなと」と分析した。
■日本一で驕りもでる?
さらに「ジャイアンツは原辰徳監督のときに、優勝したらそれがみんなそこに追いつこうとするから、もう1つ補強をしないと、連覇は難しいという話をされていた」と宮本氏は持論を展開。
その後、両氏は優勝した年のオフはテレビ出演や優勝旅行など、チヤホヤされることで、「驕りのようなものが出る」と指摘した。
■日本シリーズで負けると優勝が台なしに
スワローズ時代を振り返った宮本氏は古田敦也氏の話として、「1992年と93年に(リーグ)連覇したときって、優勝したけど92年は西武に負けて。優勝したのが台なしになった感覚があると。最後負けて終わるから」と語る。
続けて「93年に優勝して、日本一になったんですけど、よく古田さんが違うところが優勝すると、『日本一になれ』と言ってたんですよ。次の年になると油断するから」とコメントした。
■日本シリーズ連覇はかなり難しい
日本シリーズを連覇するケースは極めて少ない。近年では2017~20年まで福岡ソフトバンクホークスが4連覇。18年と19年は埼玉西武ライオンズがリーグを2連覇し、ソフトバンク2位から日本シリーズを制した。
リーグ・日本シリーズ連覇は2014、15年のソフトバンクが最後。その前は清原和博氏、秋山幸二氏、工藤公康氏などが在籍した1990~92年の西武ライオンズまで遡る。
阪神は9日現在首位と2.5ゲーム差。残り試合が少ないだけに厳しい状況だが、連覇の可能性は残されている。